ー浴室にてー
一ノ瀬が先頭に立って、邸内を案内してくれました。地方都市の富豪だった父親から受け継いだ大きな洋館です。全館がセントラルヒーティングで暖かく快適な温度に調整されています。今の大きなリビングからダイニング、キッチン、その隣の応接室、廊下を隔てて寝室、一ノ瀬の書斎、ウォークイン・クローゼット...階段を上がると個室が並んでいます。いずれも洋室だそうで、全部で4つありましたが、そのうち2部屋は寝室として使えるとのことです。普段は2階を使うことはないと一人住まいの一ノ瀬は言っていました。その時はざっと廊下から説明を受けただけで、それぞれの部屋の中を見たわけではありません。階段を降りた1階に戻った時、いかにも忘れていたとでもいった雰囲気で、一ノ瀬は浴室を案内してくれました。
前室が脱衣スペースになっていて、小物棚にバスタオルやハンドタオルなどが収納されています。その横の床には、なぜか縄や鎖などが置いてありました。引き戸越しに広いタイル張りの浴室...窓が1面、壁が2面、洗い場にはシャワーや蛇口のセットが4組。個人の家としては大きな浴室です。銭湯のように高い天井と大きな浴槽。僕や澤村が不思議に思ったのは、洗い場の中央に設置された2本のステンレスの丸杭です。高い天井まで届いて固定されているようです。2本の杭にはそれぞれ何か所かに下向きにフックが溶接で付けられています。その平行なステンレス杭の途中、見上げる高さにやはりステンレスの横棒が2本の杭に固定されています。浴槽にはもう湯が張られていて、蓋で8割方覆われています。洗い場の隅には木製の風呂椅子が数脚。
澤村 「この杭は何だ?」
一ノ瀬 「それは最近作らせたものでね、高原と裕子夫婦の調教用だ。と言っても、裕子に使うつもりはない。高原、これはお前を折檻する時に使うつもりでわざわざ金をかけて作らせたんだ」
一ノ瀬は陰湿に笑いました。僕はゾクッとしました。どんな風に使うのか?...さっそく澤村が関心を示しました。何かアイデアがあるようです。きっとさっき言ってたように、僕を折檻して躾け直すつもりかも...
澤村 「今でも使えるのか?」
一ノ瀬 「もちろん!...使うか?」
二人は目を見合わせてニヤッとしました。そして僕に向かって服を脱いで裸になれと言いました。また二人がかりで辱められるんだわ、って思いました。「脱衣室で全裸になって、そこに置いてあるロープを持って来い。いつもの股縄を今日は自分できっちりと締め上げるのを忘れるなよ」と言われ、僕は脱衣室に戻って服を脱ぎました。下着も全部脱ぎ、澤村の命令通り股縄を自分で締めました。ああ...みじめだわ。自分で自分を辱めなければならないなんて!...口惜しいわ...
恥ずかしい姿で戻った僕がロープを澤村に渡すと、澤村はそれで僕の両手首を縛り、そのロープを投げ上げて上の横棒に通しました。そして落ちてきたロープの端を取ってグッと引きました。僕は両腕を引き上げられました。澤村はさらに引いて、僕の身体がちょうどつま先立ちになるように調節してそのロープを片側の杭のフックに縛りつけました。僕は天井から吊り下げられた形にされたのです。サンドバッグみたい...殴られても蹴られても、逃げることはできない......僕はこれから受ける折檻の期待に勃起していました。いいえ、それよりも前、全裸に剥かれて縛られた時から勃起していたのでした。僕は俯いて目を閉じ、恥ずかしさに...恥辱と屈辱に耐えました。すると澤村の声が...
澤村 「高原、これから折檻だ。何故だか分かるか?」
高原 「・・・・・・」
澤村 「高原、なぜおまえが折檻を受けなければならないのか、お前が一番知ってるだろう。お前の口で言ってみろッ!」
高原 「許して...一ノ瀬の前では許して...一ノ瀬にだけは見られたくないの...」
一ノ瀬 「そんなに俺のことを毛嫌いするなよ。お前は俺の奴隷なんだぜ。分かってるのか?澤村、こいつに自分の立場を分からせてやってくれ」
澤村 「ああ。さ、高原。言えよ」
澤村は僕の性器を握りました。ペニスではなく陰嚢です。そして思い切り強く握りしめました。
高原 「ウウウッ...」
握りしめられ続けて、脂汗が出て来ました。痛い...何とも言えない痛みです。さらに握りが強くなって...気絶しそうな苦痛でした。グッと握られたまま左右に振られます。持ち上げられます。僕は顔を上げ、唇を半分開いて苦悶の表情を晒します。一ノ瀬が、隅から風呂椅子を持ってきて僕の横に置き、それに乗って言うのです。
一ノ瀬 「澤村、その責めでこいつの口を大きく開かせろ。高原、俺の口から唾を落とすから、ちゃんと飲めよッ」
澤村の手の締めつけがグッと強くなって、僕は口を大きく開けました。目を開けると、上に一ノ瀬の顔が...彼の口からドロッとした唾液がボットリ落ちてきて僕の口の中に...アアァ...また次の塊が...そして次の塊...ここで一ノ瀬は椅子から降りて、口を開けたまま上を見ている僕の横に立ちました。「飲めよ、高原。俺の唾をありがたく思って飲めッ!」...と同時に、陰嚢にまた強烈な痛みを覚えました。今度は一ノ瀬が手を伸ばして僕の乳首を爪で締め上げたのです。僕は苦痛と屈辱の思いに塗れながら、口の中に溜まった一ノ瀬の唾液を飲み干しました。ウウウ...と、一ノ瀬が手を乳首から離して、僕の頬にビンタを張りました。バシッ!...バシッ!...バシッ!...バシッ!...往復ビンタを2回...僕は脳震盪を起こすのかと思うくらい頭がクラクラしました。その時、澤村が僕の陰嚢を開放してくれました。あああ...
澤村 「言う気になったか、高原?なぜおまえは折檻されるんだ?」
高原 「は、はい。澤村さま。さっき...さっき、澤村さまと一ノ瀬さまのお許しを得ずに勝手な事を言ってしまったから...私語厳禁の約束を破ったから...」
澤村 「そうだな、高原。私語厳禁の約束を破ったから、お前は罰として折檻されるんだよな。懲罰を受けるんだよな。しかも、誰に対して話したんだ、高原?」
高原 「・・・・・・」
澤村 「俯くんじゃないッ!...俺の目を見て答えろ。誰に話したんだ?」
高原 「それは...それは妻の裕子...です」
澤村 「勝手に話しかけたりして...裕子はもうお前の妻じゃないんだぞ。一ノ瀬のものだろ?勝手に裕子なんて呼んでいいのか?どうなんだ、一ノ瀬?」
一ノ瀬 「当然許されないことだ。なあ、高原?」
高原 「は、はい、一ノ瀬さま。ごめんなさい。お許しください。妻は悪くありません。僕を...私を罰してください。」
一ノ瀬 「高原への罰はまたあとで考えることにするさ。ここは澤村に任せるよ」
澤村 「ああ。さて、高原。ここは俺がお前に躾を入れ直す場所だ。お前がヤキを入れられる場所だ。俺にお願いしろ。お前の口で俺に懇願しろッ!私を躾けてくださいッ、ってお願いしろ、高原!...懇願様式2だ。」
高原 「ああ...はい、澤村さま。どうぞ...どうぞ私を躾けて下さい。ダメな私に...純子に...うんと厳しい躾を入れてやって下さいませ。どうぞ、澤村さま...純子は澤村さまの性奴隷として調教を受ける分際ですわ。一日も早く従順な性奴隷に落とされるよう純子の体に躾の鞭を入れて下さいませ。純子のプライドも自尊心も折檻と拷問で粉々に打ち砕いて下さいませ。純子の羞恥心をご存分に踏み躙って下さいませ。ああ...こんなこと...」
澤村は一ノ瀬から手拭いを受け取って、それを湯船の中に漬けました。そして引き上げて軽く絞ったようです。宙でそれを振ると、水しぶきが浴室の壁に飛びました。
澤村 「耐えるんだぞ、高原!」
彼はそう言うと、濡れ手拭いで僕の裸体を打ち始めました。バシッ!...バシッ!...バシッ!...バシッ!...逃げようにも両手で吊るされているので、どうにもなりません。打たれるまま...ああ...痛いッ!...最初はお尻を打たれました。バシッ!...バシッ!...一発打たれるたびに顔を反らせて痛みに耐え、また俯くと、バシッ!...バシッ!...次に背中。バシッ!...バシッ!...バシッ!...バシッ!...その次には胸と腹...バシッ!...バシッ!...バシッ!...バシッ!...特に乳首を狙われました。そして太もも。バシッ!...バシッ!...バシッ!...バシッ!...あまりの苦痛で、僕は俯いて気を失いかけました。と、その時、脱衣室と浴室をつなぐ辺りに人の気配...そこに妻が立っていました。コートやマフラーなどを脱いで、さっきの居間での服装に戻っています。ギンガムチェックのプリーツミニスカートと白タートルニットのコーディネートが若々しい印象を与えます。そんな妻が、全裸で吊られて濡れ手拭いで折檻されながら、性器を激しく勃起させている僕のぶざまな姿をどう思ったでしょう...二人の同性から性的な苛めや辱めを受けて興奮して喜んでいる夫をどう思ったでしょう...
妻はすぐに向きを変えてキッチンの方へ行きました。一ノ瀬も続きました。浴室には全裸で吊られた僕と、濡れ手拭いを手にした澤村だけ...と、おもむろに澤村が服を脱ぎ始めました。一ノ瀬と妻がいなくなって僕たち二人だけ...そう、いつもの二人だけの奴隷調教が始まるのです。サディストの澤村は性奴隷の僕を折檻し続けて来て興奮しています。性器が激しく勃起して...あたかも激怒しているかのように天を向いて亀頭が剝き出しになっています。澤村は全裸の僕を吊りから解放して跪かせました。これから性奴隷として澤村に奉仕させられるのでした…
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