夫婦奴隷の淫靡な性生活
第二部 夫婦奴隷に落とされて...
パート8
共有される夫婦

一ノ瀬の姦計

 駅まで迎えに来た一ノ瀬の車で、僕たちが高台にある彼の家に到着したのは午後2時過ぎのことでした。煉瓦かタイルで装飾された高い塀に囲まれた大きな洋館で、鉄製の門から玄関までは広い庭で、雪が10センチくらい積もったままになっていて足跡一つありませんでした。葉っぱを全部落とした大きなトチノキかホオノキが黒々と並んでいます。僕も澤村も、すごい家だなあと感嘆しながら、玄関までの小径を歩きました。妻はひと月前に合宿でここに来ているので、もう驚きはないようでした。一ノ瀬に何か言われながら並んで歩き、俯きながら時々「はい」とか「分かりました」と答えています。その後ろに僕と澤村が続きます。この立派な洋館は、一ノ瀬が資産家の親から受け継いだものでした。歩きながら見上げる瀟洒な窓々は、これからその中で何が起こるのかと思うと、とても暗鬱で陰惨なものに思えるのでした。

ー調教の館ー
 僕たちは玄関で靴を脱ぎ、廊下続きのクローゼットにコートを収納しました。ここで僕たちは今日、12月30日から正月2日までの4日間を過ごすことになるのです。コートを着ていても、スカートを穿いていることは外からでも分かります。でも今、コートを脱ぐと、僕と妻のスカート姿が完全に露わになりました。澤村が僕にウィッグとマスクも取るようにと命じたので、それらを取って手提げ鞄に収めました。一ノ瀬が僕たちのスカートを見て、「二人とも指定通りだな」と満足そうに言いながら、僕たちを居間に案内しました。入り口に澤村にはスリッパ、僕には室内用の茶系パンプス、妻には黒ローファーが置かれていて、それを履いて中に入りました。澤村と僕たち夫婦が立ったまま見回すと、そこにはソファとセンターテーブルの豪華なセットが部屋の一方に偏った状態で配置されていました。テーブルを中心にコの字型にソファーが置かれ、真ん中が3人掛けのメインソファ、左右が一人掛けのサイドソファとなっていました。メインソファがほとんど向こうの壁に接していて、その前にセンターテーブルがあり、さらにその前の空間が、ちょうど部屋の真ん中に当たるくらいでした。そこには、肘掛なしの簡素なダイニングチェアが2つ並んで置かれてありました。まるで面接室のソファーに座った試験官の前に座らされる求人応募者みたい...あるいは家具調度が良すぎるけれど...治安機関の取調室で担当官の前に座らされて訊問されるスパイ容疑者みたい...

一ノ瀬 「部屋は十分暖かくしてあるので、高原も裕子カーデガンは脱いでくれ」

 言葉遣いはただの友達みたいだけど、言い振りにはどこか命令的な雰囲気はありました。カーデガンを脱ぐと、上半身からウエストにかけてのラインがすっきりして、スカートがより目立つようになります。妻はギンガムチェックの膝丈プリーツスカートと、身体にぴたりとフィットした白いタートルニットというスタイル。スカートの下でヒップが豊かに盛り上がっています。僕は裾広がりの紺無地フレアミニスカートと、身体にフィットしたベージュのタートルニットというコーデでした。
   
 僕はスカートを強調するそんな姿を見られたいという強い願望もありますが、恥ずかしいという気持ちも同じくらい...きっと妻も僕と同じ気持ちだったでしょう。一ノ瀬は澤村にメインソファに座るよう促して自分も彼の隣に座りました。僕たち夫婦はまだ立ったままで指示を待ちました。一ノ瀬は澤村と一緒に僕たち夫婦のスカート姿を見ながら、ああでもない、こうでもない、としばらくの間論って楽しんでいました。

一ノ瀬 「高原のスカート、もうちょっと短くてもいいんじゃないかねえ。今日はお食事会じゃなくて調教なんだぜ。俺の指示が間違ってたようだ。自分でもうちょっと考えて欲しかったねえ」

澤村 「ああ、でも、俺が調教する時はこれくらいかもうちょっと長めのスカートを穿かせるんだ。あんまり短いスカートは俺は興覚めだ」

一ノ瀬 「ふん。それは言えるかも。その意味ではロングスカートでもよかったか。長いスカートほど乱れると無残で楽しいよなあ」

澤村 「そうだ。でも、旅行の時はあまり長いスカートはねえ」

一ノ瀬 「裕子のスカートはちょうどいいと俺は思うよ。イメージしてた通りだ」

澤村 「同感だ。腰回りでプリーツが縫付けてあるからヒップラインが綺麗に出てる」

 二人とも勝手なことを言って...そう思いながらも、自分のスカート姿を見られて僕は興奮していました。妻もスカート姿を見られて、きっとその下をいやらしく想像されている...そう思うと、僕はますます高ぶってしまいました。1,2分僕たち夫婦のスカート姿の品評会をした後で一ノ瀬が僕たちに、前に並んだダイニングチェアに座るよう言いました。そして挨拶を始めたのです。

一ノ瀬 「さて、みなさん。本日はようこそ、この調教の館へ!」

 みんなは黙り込みました。僕も妻も座る時はスカートの裾を摘まんで広げるようにして座ります。それは座った時にお尻でスカートを敷かないためです。さらに座る直前に僕はペチコートを両手で払ってそれもお尻で敷かないようにします。僕はノーパンで、しかも厚手の黒ストッキングをガーターベルトで吊っているので、ストッキングの上の太ももからお尻まで肌が剥き出しになっています。妻のスカートの中がどうなっているかは僕には分かりません。座るとパッと広がったスカートの下で、お尻や太ももが直接ダイニングチェアの座面に触れて、不快な感触が...その感触に耐えながら、妻と同じように両膝を固く閉じて座っていると、一ノ瀬が切り出しました。

一ノ瀬 「今日、高原と裕子に夫婦でここへ来てもらったのは、もう分っていると思うけど、あなたたちを僕の夫婦奴隷に落とす儀式のためだ。澤村は高原のご主人さまとして、この儀式の立会人をしてもらいたくてここへ呼んだ次第。裕子はもうずっと前から僕の性奴隷として調教しているけど、亭主といっしょに夫婦としてあらためて調教を受けてもらう。といっても、裕子は何も新しいことをされるわけじゃない。夫婦奴隷として調教するということは、妻の目の前で夫を調教するということだ。これからの4日間、高原を調教するのは俺であり、澤村であり、裕子でもある。いずれ、その意味はみんなにも分かってもらえると思う...」

 澤村は神妙な顔をして黙って聞いています。彼はここでは気楽な立場です。僕たち夫婦に対して優位な所にいて、高みの見物を決め込んでいます。見物...そう、僕たち夫婦は見世物なのです。夫婦で男二人に苛められ、いたぶられ、辱められる淫靡なショーの見世物なのです。澤村の目は妻のスカートの裾から足元、膝から太もも、顔から胸の膨らみへと、欲情したニュアンスを漂わせながら動いています。

一ノ瀬 「ところで奥さん、俺たち二人のためにコーヒーを淹れてもらえるかな?場所は分かってるね?ここでは裕子には主婦として働いてもらうぜ。この前の合宿で要領は分かってるだろ?」

 妻は従順に「はい」と答え、静かに立ち上がって台所に向かいました。途中でカーデガンを脱ぎ、そこに置いてあったエプロンを掛けました。フリル付きで短めの白いサロンエプロンでした。
 
 やがて食器棚を開ける音、コーヒーカップが触れ合う音などが聞こえ、湯を沸かす準備の音が聞こえます。この前の調教で妻は、あたかも一ノ瀬の妻のようにすべてを仕込まれたようでした。白いエプロンをギンガムのプリーツスカートの上に着けた裕子は、上半身がトップスインで着た白いタートルニットといういかにも室内の服装です。ニットなので胸の膨らみが綺麗にはっきりと出ています。新たに太めの金鎖ネックレスを着けています。色の組み合わせの中で、妻はかつて白と金色の組み合わせが一番好きと言っていました。後ろから見ると、背中で蝶結びした白いエプロンの紐が高いヒップに乗っかって、とてもエロチックです。そんな妻がプリーツを優しく揺らしながらまめまめしくコーヒーの準備をしています。僕も一ノ瀬も澤村も、働く妻のスカート姿を後ろから見て楽しんでいました。3人それぞれの妄想を抱きながら...

一ノ瀬 「スカート姿の奥さんの後ろ姿には、なかなか男の性欲をそそるものがあるな。捕まえて後ろから犯したくなる。そうは思わないか、澤村?」

 露骨な言葉で問いかけられた澤村は、ちょっと狼狽したようでしたが、いかにも、という風に同意しました。澤村はいわゆるゲイではありません。性欲の対象は女装子だけでなく、女性も含まれました。妻を無理やりでも犯すことが許されるならば、きっと犯すでしょう。ましてその夫がスカート姿で彼の性奴隷として調教されているという状況のもとでは、なおさら背徳的な性欲を高ぶらせることでしょう...

一ノ瀬 「高原はどうだ?あのスカートはお前の好みだろう?セックスの時はよく穿かされているって裕子は言ってたぞ。いつものようにセックスしたくなってるんじゃないのか?」

 意地悪な聞き方!...妻の所有権、いいえ、裕子の所有権はすでに一ノ瀬に奪われています。本人も同意しています。その同意の前提は、性生活以外の生活は僕と過ごすということです。一ノ瀬は妻を抱く権利を持っていますが、彼が妻を抱いていない時、つまり僕の家に妻がいて普通の生活をしている時など、僕は仕事から帰った妻を自由に...好きなように...気が済むまで存分に...嗜虐的な前戯でいじめたあげく、勃起しきった性器で妻の濡れた体を深々と犯してセックスすることができました。一ノ瀬自身がそれを許したということではなく、まだ一ノ瀬の僕への悪意がそこまで思い及ばなかったというに過ぎませんでしたが、いわば暗黙の了解というようなものがあったのです。でも、この正月休みの合宿で、一ノ瀬はそこのところを僕たち4人の間ではっきりさせようとしているらしいのです。

高原 「......は、はい、一ノ瀬さま。おっしゃるとおりです...」

一ノ瀬 「裕子とセックスしたくなってるのか?」

高原 「......あのスカート姿を見ていると...」

 妻にはこの会話が聞こえているはずです。どう思っているのか...彼女は何も聴いていないふりをして、まめまめしく動いています。ギンガムチェックのプリーツスカートを左右に揺らして、無意識のうちに男たちの性欲をそそりながら...と、突然一ノ瀬が裕子に声をかけました。

一ノ瀬 「福崎さん。俺たちみんな、まめまめしく働く君の後姿を見ていて、セックスしたくなってるんだよ。3人の男があなたの身体を求めてるんだ。でも3人が同時にあなたを抱くわけには行かない。どうすればいいだろう?」

 窓際の調理台に向かって仕事をしていた妻は、くるりとこちらに向き直って一ノ瀬を見つめました。許してほしい...いまここでは...みんながいるここでは許して...そんなニュアンスの目でした。両手で大きな皿を持って、真っ直ぐ立ち尽くしています。

妻 「そんな...そんなこと言われても...」

一ノ瀬 「君が決めることだよ、裕子。君が決めなければ、俺たちは幼稚で原始的だけど暴力を使って決めなければならなくなる...」

妻 「暴力はいやッ!...あ、あなたたち3人で話し合って下さい。話し合って順番に...ええ、順番に私を抱いて下さい」

澤村 「ん?...俺も数に入れてもらえるの?」

妻 「え?...え、ええ。もしお望みなら...」

澤村 「もちろんお望みだよ。学生時代以来、妄想の中にはいつも福崎さんがいたんだ」

一ノ瀬 「俺たちで話し合うんじゃなくて、裕子が決めてよ。誰が1番目で、誰が2番目か...」

妻 「そんなこと...私、困ります。夫がいる前でそんなこと...]

一ノ瀬 「決めてよ」

妻 「・・・・・・」

一ノ瀬 「決めろよ」

 一ノ瀬は俯いて黙り込んだ裕子を見つめながら執拗に追い詰めます。裕子の...妻の口から、僕たち3人の男の順位を宣言させようというのです。二人だけの時はいつも妻に言わせているようですが、今はみんなの前で言わせようというのです。精神的に、妻を二進も三進も行かない所へ追い込んで行く一ノ瀬の陰湿なやり方です。彼のサディズムでしょう。妻をジワジワと責めたてて妻を追い詰め、最終的に屈従せざるを得なくする...その過程をじっくりと楽しんでいるのです。

一ノ瀬 「早く決めてくれよな、福崎さん」

妻 「・・・・・・」

一ノ瀬 「さ、もうあきらめて決めようぜ」

妻 「・・・・・・」

一ノ瀬 「顔を上げてッ!......早く決めろッ!...裕子」

 きっとこれが一ノ瀬が妻を調教する時の口調なのでしょう。妻は顔を上げて一ノ瀬を見つめます。心なしかその目が潤んでいるような濡れているような...明らかに妻は発情しています。厳しく命令されて身体の感覚を思い起こしたのでしょう。でも目はともかく、表情は苦しそう...僕の方をチラッと見て、「許して」と言わんばかりの視線を送ってきたかと思うと、また一ノ瀬に目を戻して、震える声で話し始めました。僕はと言えば、スカートの下で恥ずかしいくらい激しく勃起していました。どうして...どうして自分の妻がほかの男に言葉で追い詰められるのを見て興奮するの?...どうして?...妻は内心、そう思って僕を軽蔑していたかも知れません。

妻 「一ノ瀬、一ノ瀬くんが1番、澤村くんが...2番、そして高原くんが3番...です。これでいいでしょ、あなた?...3番でいいでしょ?」

 妻は僕を見ました。まだ苦しそうな表情で、潤んだ目で、なにか許しを乞うような口調で...でも、僕が言葉を発する前に妻はまたくるりと回って、反対側を向いてしまいました。僕は妻の後姿に向かって「いいよ。それでいいよ。僕は3番目の男でいい!」と叫びました。みんなの前で「あなたが最下位の男よ、最低の男よ」と妻の口から妻の声で告げられたのです。一ノ瀬も澤村もさぞ気持ちいい思いをしたことでしょう。みんなの前で僕は妻に辱められたのです。一ノ瀬がソファから立ち上がって妻に近づき、プリーツスカートの上から妻の尻を撫でて囁くように言いました。

一ノ瀬 「躾けておいたとおりに言えたな、裕子」

 彼は妻の顎を軽く摘まんで顔を持ち上げ、唇を近づけました。すると妻は身を乗り出して自分から一ノ瀬にしがみついて唇を求めて行ったのです。一ノ瀬と妻の唇が触れ合い、固く繋がったとき、妻の腕は一ノ瀬に絡みつき、一ノ瀬は右手で妻の尻をスカートの上から撫でまわしながら左手は妻の背中のウエストからブラジャーのあたりを撫でまわして確認しているようでした。長いキス......昔、学生時代に、僕がドルフィンで見たような長いキス...妻は一ノ瀬の舌の侵入を許している...自分の舌を吸われ、自分からも積極的に舌を絡めていっている...妻の横顔は恍惚の表情を浮かべています。僕が興奮しながら妻と一ノ瀬のそんな愛撫し合う様子に見入っていると、澤村が僕に合図して手招きしました。僕は立ち上がって、彼のそばに立ちました、紺無地のフレアミニスカート姿で...そのスカートの下で、僕はさっき妻が一ノ瀬に言葉で追い詰められていく姿を見て、激しく勃起していました。さらに妻と一ノ瀬の長々としたディープキスを目の当たりにさせられて勃起が継続し、そして今、スカート姿で澤村の手の届く所に立たされて僕はもう興奮しきっていました。座っている時に性器からの分泌液がしとどにペチコートを濡らしています。スカートの下で勃起していることを澤村たちには絶対知られたくありません。と、澤村はおもむろに手元のバッグから金属製の手錠を取り出し、僕を後ろ手に拘束して白い腰縄を付け、その縄尻を取りました。僕は立たされたまま、訊問が始まりました。

澤村 「どうだ、高原?...奥さんが一ノ瀬に抱きついてるぜ?」

高原 「・・・・・・」

澤村 「長いキスだな。奥さん、舌を吸われてるね。奥さんの口、一ノ瀬の舌で犯されてるんだぞ?」

高原 「・・・・・・」

澤村 「さっきなんか、お前、最下位だったなあ。俺なんかでもお前より上に指名されるとはね」

高原 「・・・・・・」

澤村 「なんか言えよ、高原。あれ?...お前、発情してるのか?...奥さんが一ノ瀬に辱められてるのを見て勃起しているのか?...奥さんを助けてやらないのか?」

高原 「・・・・・・」

澤村 「チェッ」

 澤村はいつもの指示棒と乗馬鞭をバッグから出しました。指示棒とは、シュルシュルと伸びて先端に赤くて小さい帽子がついているあれです。いつもそれで身体をつつかれています。乗馬鞭は僕を折檻する時や拷問にかける時の定番です。これで太ももの内側を打たれると、とっても痛いの。見るだけでその痛みが生々しく思い出されるのです。

ー妻の前での辱めー
 澤村は指示棒を半分くらい伸ばして、僕のフレアスカートの前を突きながら訊きました。僕が敏感な所を突かれてつらいので腰をうしろに引くと、澤村はおもしろがって僕のスカートの前を何度も何度も突いて遊ぶのです。ああ...いや...堪忍...一ノ瀬と妻はまだ抱き合って濃厚なキスを続けています、きっと聞き耳を立てながら...

高原 「お願い...堪忍して...妻の前で辱めるのだけは堪忍...妻にだけは見られたくない...」

澤村 「今さら何言ってるんだ?...全部聞かれてるよ、バカ!...見られるのと同じだよ」」

 澤村は僕に寄るように言いました。近くに立つと、澤村の手が僕のスカートの中に入って来ます。アアッ...僕は腰を引いて逃げようとしますが、彼は僕の腰紐をもう一方の手で引っ張って離しません。濡れたペチコートを掻き分けて彼のいつものざらざらした手が迫って来ます。

澤村 「お前、これ...どうしてこんなに濡れてるんだ?...おまえ、よっぽど興奮してるんだな?」

 澤村が意地悪に大きな声で叫びます。そして両手で僕のスカートをパッとめくり上げました。グッショリ濡れた白いペチコートが露わになります。澤村はそれもまとめて腰まで捲り上げると、僕の恥ずかしく勃起した性器が白いレースの股割れパンティから丸見えです。ああ...僕はいつもノーパンでいなければならないから...澤村は片手で僕の勃起した性器を握って引っ張りました。僕はさらに澤村のすぐ横に立つことになり、澤村のもう一方の手が僕の陰嚢を撫で始めました。同時に性器をシゴかれます。あああぁ〜...許して...こんな時に、こんな場所で、僕を嬲らないで...弄ばないで...ああ...気持ちいい...僕は目を閉じ、一人だけの被虐の世界にどっぷりつかって同性から受ける性的辱めの倒錯した悦楽に酔っていました。

一ノ瀬 「おい、馬鹿ッ!...高原ッ!」

 気がつくと一ノ瀬がすぐ近くに立って、こちらを見て笑っています。その隣には妻が僕を軽蔑と嫌悪の表情で見つめています。僕は恥ずかしさで顔が熱くなり、顔から火が出るような思いでした。慌ててスカートを下ろそうとしましたが、手錠で後ろ手に拘束されています。腰を引こうと思いましたが、腰縄で引っ張られています。澤村の手から逃げようと思いましたが、許してくれません。

高原 「もう堪忍...堪忍して下さい...」

一ノ瀬 「いつもの調教をやって奥さんに見せてやれよ、澤村。奥さんも見てみたいだろうし」

澤村 「そうだな。いいよ。じゃ、高原。いつものお願いだ...調教開始のお願いをしろッ!懇願様式1だ。さ、高原、いつものように懇願しろッ!」

高原 「・・・・・・」

澤村 「高原!」

 澤村は僕の腰紐を離し、性器からも手を放しました。「折檻が必要だな」と呟きながら、左手で僕のスカートとペチコートを捲り上げ、右手で乗馬鞭を持って僕の太ももをピシリッ!と打ちました。ピシリッ!...ピシリッ!...僕はあまりの痛みで腰を引いて鞭から逃げようとします。

澤村 「おい、一ノ瀬。こいつの腰紐を持って逃げられないように引っ張っててくれないか?」

一ノ瀬 「ああ、いいぜ」

 ああ...僕は妻の見ている前で、恥ずかしいスカート...いいえ、スカートも下着も完全に捲り上げられた惨めな姿を晒しながら、二人がかりの折檻を受けているのです。ひどい...妻の前でこんな辱め!...ピシリッ!...ピシリッ!...ピシリッ!...ピシリッ!...

高原 「わ、分かりました。言います、言いますから鞭は堪忍...澤村さま...どうぞ純子を澤村さまの性奴隷として調教して下さいませ。どうぞ純子を存分に辱めて下さい。うんと辱めて澤村さまの忠実な性奴隷として躾けて下さいませ...」

 一ノ瀬が腰縄をグッと思い切り引きました。ウウッ...澤村が鞭を置いてまた僕の激しく勃起した性器に触れました。思わぬ感触に僕はビクッと反応しました。一ノ瀬がまた腰縄を引いて僕を揶揄います。澤村の手がいやらしく、でも僕の快感の急所を衝くようにペニスをシゴき始めました。でもすぐに扱きを止めて愛撫を始めたのです。いつもの調教で使われる手です。愛撫では射精できない...ただただ発情させられ、興奮させられるだけ...これは悪魔の責めです。ああ...早く引導を渡されたい...埒を開けて欲しい...焦らされるのはとってもつらいから...

一ノ瀬 「気持ちいいのか、高原?...ええ?...純子さん?...どうなんだ?...気持ちいいんだろ?」

 また一ノ瀬が腰紐をグッと引くと、僕の身体が動き、澤村に愛撫されているペニスも動きます。それは澤村の責めによる刺激とは異なる予想外の刺激を呼ぶのです。アアアッ...気持ちいい...

高原 「は、はい、澤村さま。とっても気持ちいい...」

澤村 「分かった、分かった、高原。純子さん!...これからたっぷりと辱めてやるよ。へへへ...」

一ノ瀬 「おい、澤村。純子に射精はさせるなよ。焦らすだけ焦らすんだ。これは調教だからな」

澤村 「ああ、大丈夫だ。いつもそうやってるよ。なあ、純子さん!」

 妻は、澤村と一ノ瀬の会話に何回も出てくる『純子』という言葉に反応しました。どうして夫のことを『純子』と呼んでいるのか理解できなかったのです。

妻 「あなた...純子って?」

 妻は僕に問いかけました。『純子』と呼ばれる理由を僕の口から聞きたかったのでしょう。でも、妻のこの質問は一ノ瀬が引き取りました。

一ノ瀬 「ああ、裕子は知らなかったっけ。高原はネットで純子っていう女の名前を持ってるんだ。中林純子だっけな、高原?...『純子のスカートギャラリー』なんていう名前の変態的なホームページをもう20年以上続けてるんだぜ。見てみれば?...裕子の若い頃の写真も出てるよ」

妻 「......そんな...」

高原 「ああ、それは...裕子、それは後で説明するよ。あとで...」

 ピシリッ!...ピシリッ!...また太ももに鞭が入れられました。今度は一ノ瀬が澤村の乗馬鞭を握っています。澤村の打ち方より意地が悪く、最初から太ももの内側を狙って来ました。

一ノ瀬 「調教中は私語厳禁だったろ、高原?」

澤村 「ごめん、一ノ瀬。俺の躾がまずかった。あとでうんときびしく折檻して躾のし直しだ。覚悟しておけ、高原!」

 ああ...妻に『純子のギャラリー』のことを知られてしまった...今までも、いつ妻に知られるか...いつ一ノ瀬が妻に言うかと心配していたのですが、とうとう...ああ...あんな恥ずかしいギャラリーを見られてしまう...今、こうして醜い男が、二人の同性に性的辱めを受けて醜い姿を晒しているところを妻に見られているのに、さらにあのギャラリーを見られれば、僕の醜い心まで...醜い精神まで妻に知られてしまう...ああ...酷い...一ノ瀬の鞭はさらに4、5回ほど僕の太ももに入れられましたが、その間も澤村の指で僕の性器は嬲られ続けています。あまりのみじめさに僕のマゾヒズムが一挙に先鋭化して、性器責めの刺激がこれまでになく強く感じられるようになりました。ああ...射精したい...射精させられたい...当然、澤村はそんな僕の心の動きを読んでいます。彼はこれまでの調教で、もう僕のマゾの心のツボを知り尽くしています。

澤村 「欲しい時は何て言うんだ、純子?...正直に言ってみろ。奥さんのいる前で言ってみろ」

高原 「言えないわ、そんなこと。堪忍して...澤村さま...」

 ちょうどタブレットを用意していた妻は、僕の女言葉に驚いて、また僕を見ました。ああ...何もかも妻の前で晒してしまった...絶望感が襲って来ました。でも、そんなことに関係なく、どこまでも僕の羞恥心を嬲る澤村...僕のプライドを1枚ずつ剥がして行く澤村...僕の自尊心を僕自身に傷つけさせる澤村...彼の手技は僕をしっかり捕らえて離しません。でも手技だけじゃない...澤村は僕の精神を...被虐の快感に縛られた僕の精神をもしっかり捕らえているのです。要するに僕は澤村の奴隷です。性奴隷です。二人がかりの苛めは延々と続きました。妻は僕たちから離れて、ソファに座り、タブレットで『中林純子のスカートギャラリー・私家版』をブラウズしながら、時に顔を上げて僕を...辱められる快感に醜く顔を歪めている僕を凝視しています...僕はもうどれくらい時間が経ったか分からなくなっていました。突然、一ノ瀬が僕の性器をいたぶる手を止めて、大きな声で言いました。

一ノ瀬 「さっきは裕子に俺たち3人の順位を決めてもらったけど、裕子と男の関係を整理しておこう。僕と澤村は最上位の男として、女、裕子を支配・命令する立場だ。高原は男の中で最下位だが、今ここで順位として裕子よりも下位、つまり4人の中で最下位に置くことにする。これは俺たちの約束事だぞ。高原と裕子は夫婦だけど、裕子の方が高原より順位は上位だ。高原は裕子の命令に服従しなければならない。もちろん、裕子から何か命令がある時だけだがね。逆らったら我々の掟に従って懲罰を受けなければならない。いいな、高原?」

高原 「・・・・・・」

一ノ瀬 「さて、そろそろ一旦休止にするか。高原の調教はまだこれからだ。焦ることはない。そろそろ裕子に夕食の支度を始めてもらわないと」

澤村 「そうか。じゃ、一旦休止にするか。これで許されたと思うなよ、高原」

 僕は許されました。手錠・腰縄を外され、スカートを下ろしてもらいました。妻は3人の夫のため夕食の支度にとりかかることになり、「買い物に出て来ます」と言って席を外しました。一ノ瀬も付いて出て、廊下で何ごとかを指示している声が聞こえます。僕と澤村はソファに座って、この家の評定を始めました。でもすぐに一ノ瀬が戻って来ました。「すごいお屋敷だな」「広そうだねえ」などと言って感心していると、一ノ瀬が僕たちを邸の中を案内してくれることに...妻は先日の合宿で、この屋敷を詳しく知っているはずです。一ノ瀬邸の恐ろしさ、非情さを......その時ちょうど、妻が「行ってきます」と言って出て行きました。

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