新たな展開
一ノ瀬から澤村に電話があったのは、中島公園での僕たちの邂逅から3日目のことでした。その間、一ノ瀬はいろいろなことに思いを巡らせていたのでしょう。僕から裕子を...裕子の身体も心もともに...奪い去ると同時に、裕子の法律上の夫である僕を...彼が性に関しても思想に関しても憎んでいる僕を...彼の奴隷に落とす方策をじっくりと考え抜いていたに違いありません。澤村も、心の蔭では僕に対する憎悪や嫉妬の情念を熾火のように燻ぶらせているはずです。僕を貶め、辱めてやろうという彼の無意識の敵意は、毎回の調教を受けるたびにこの身体で感じさせられています。実際、一ノ瀬が澤村に僕の女装のことを聞いた時に、澤村は詳しく...意地悪なくらい詳しく...一ノ瀬に話したのでした。1年ほど前、スカート姿の僕を町中で偶然見かけたこと、携帯で撮って僕を脅したこと、僕が脅しに屈して彼の性奴隷に落ちたこと、以来、僕を彼の性奴隷として調教していること...そして、僕のことを変態女装マゾだと断定したのでした。『中林純子』の名前で変態的なホームページを続けていることを、私家版のアクセス方法も含めて何もかも伝えたのもこの時だったようです。それを知った一ノ瀬が澤村にある話を持ちかけた時、澤村は一も二もなく同意したのでした。どんな話?...それは、高原と裕子の夫婦を俺たちの奴隷にしよう...性奴隷にしようぜ、と...きっと一ノ瀬としては、自分のものしたかった裕子を20年以上にわたって精神的にも法的にも独占してきた僕を憎んでいるにちがいありません。好きな裕子の身体こそモノにした一ノ瀬ですが、夫としての僕に激しい嫉妬を持ち続けているはずです。そんな僕に罰を与えて復讐する絶好の機会が訪れたということだったのでしょう。澤村が僕に語ったことから、その時の彼らの会話を一部再現してみると、こんな風になるようです。
澤村 「性奴隷って、高原をどうするつもりだ?彼奴はもう俺の奴隷だぞ」
一ノ瀬 「心配するな。お前の権利はそのままだし、俺が高原を奴隷に落とすと言っても、彼奴を調教するつもりはない。夫婦を調教してやるんだ。俺が欲しかった裕子を所有して好きなだけセックスして楽しみやがって...俺なんか第二希望、第三希望の女とつき合ったり結婚したりしたけど、セックスの時思い浮かぶのはいつも裕子の顔だったよ。畜生。今はもう、裕子の身体は俺のものだ。だけど相変わらず高原は裕子とセックスしている。二人で生活してるんだから、俺には止められない。それが口惜しくてさ。彼奴ら夫婦を奴隷にして、彼奴らの前でセックス禁止を命令してやる。逆らったら高原の秘密を暴露する。夫婦関係を徹底的に切り崩してやるよ。高原をじわじわと生き地獄に落としてやる。あの野郎...フフフ...
この会話が現実になるとは澤村もその時は思わなかったそうです。一ノ瀬の妄想だろうと軽く考えていましたが、一ノ瀬は本気だったのです...
ー新たなご主人さまー
その日、僕は澤村に呼び出されて彼のアパートへ行きました。もう妻は僕と澤村のことを知っているので、妻に隠れて僕が彼と会うこともなくなりました。日曜日でも祝日でも、澤村は堂々と僕を呼び出して調教するようになりました。妻は諦めています。黙って夫が調教に出向いて行くのを見送ってくれました。僕は彼のアパートでスカート姿に着替えました。青いプリーツのミモレ丈スカート...
床にひざまずかされて、いつもより厳しく後ろ手に縛り上げられていると、ドアチャイムがなりました。前にも宅配が来たことがあったので、またそれかと思いました。僕は後ろ手に縛られた不自由な身体でベッドに腰かけて、彼の戻りを待ちました。ところが、入り口から聞こえてきたのは一ノ瀬の声...澤村と一ノ瀬が何か笑って話しながら、一緒に戻ってきたのです!
一ノ瀬 「おお、高原。今日もそんな恰好で調教されてるのか?」
高原 「・・・・・・」
僕はあまりの驚きで石のように固まってしまい、言葉も出ませんでした。驚きと困惑の表情を二人に見られてしまいました。その段階で僕は二人に負けていたのです...澤村は一ノ瀬を居間のソファに案内して座らせました。そして、途中で止めたままになっていた僕の緊縛を再開しました。僕はまた跪かされ、胸の膨らみの上に縄が回され、下にも回されて胸を締め上げられてから、さらに下縄には閂が掛けられました。ウウウ...きつい...きついわ...縄の締めつけは、僕の被虐感に油を注ぎ、性器の興奮がいや増しに高まって行くようです。今日の縛りはいつもよりきついようです。澤村の意地悪...縛り終えた澤村は縄尻をグッと引いて僕を無理やり立たせます。長いスカートの細かいプリーツがサッと流れました。そして僕の顎を掴んで一ノ瀬の方へ向けて言いました。
澤村 「おい、高原。純子さん!...今日からおまえのご主人さまが一人増えて、この一ノ瀬がお前の二人目のご主人さまだ。ご挨拶しなさい」
高原 「・・・・・・」
一ノ瀬 「俺が嫌なのか?」
澤村 「高原!...おまえが一ノ瀬のことをどう思っているか知らないけど、今日から俺と一ノ瀬の二人がかりでお前を厳しく調教するんだ。俺たちの性奴隷として、きっちり躾を入れてやるよ。さあ、挨拶しろッ!」
高原 「・・・・・・」
ー新たな辱めー
あまりのことに僕は言葉を失ったままでした。妻と通じてその身体をやりたい放題に弄び、妻に女の歓びを教えた男。僕たち夫婦の信頼関係を掘り崩して、妻の心まで奪おうとしている男。僕と価値観も政治信条も異なり、精神的に対立している男。互いに嫌悪の感情を抱き、憎しみ合っている男。そんな男の性奴隷に落とされる?そんな男の性器に奉仕させられ、辱められなければならないって?僕は嫌でした。そんな...澤村は信頼しているから性奴隷に落とされてとても幸せだけど、一ノ瀬だけは絶対に嫌ッ!僕が俯いたまま黙っていると、澤村は今度は僕をベッドに座らせました。両膝をきちんと揃えて座ります。でも、縛られていてスカートを整えることができないので、そのままプリーツをお尻に敷いてしまいました。
澤村 「おい、高原。純子さん!...また拷問にかけられたいのか?電気鞭で躾を入れて欲しいのか?」
一ノ瀬 「いいよ、いいよ、澤村。それより、いつもの調教をこいつに施してやれよ。うんと辱めてやってくれないか?俺はこいつを撮影するからさ。恥ずかしい動画をこいつの顔と一緒に撮影して、それを保存しておくさ。俺たちの言うことを聞けないなら、この動画をばらまくだけだよ。なあ、高原。分かるよなあ、お前の立場...」
ウウウ...悔し涙が溢れて来ました。みっともないから泣くな、と自分に言い聞かせるけど、どうしようもなく口惜しくて惨めで...こいつの性奴隷に落とされるなんて...その時、澤村が僕の縄尻を取って、ベッドから立たせ、お尻をスカートの上から乗馬鞭で打ちながら、僕を壁際に追い立て、二人に向き合うよう再び立たせたのでした。彼らはソファに座ります。ニヤニヤしながらスカート姿の僕を鑑賞しています。ああ...恥ずかしい...
澤村 「顔を上げろ、高原!」
高原 「・・・・・・」
すると澤村が立ってやってきて、僕をひざまずかせました。そして髪の毛を掴んで僕の顔を無理やり上げさせ、往復ビンタを張りました。バシッ!...バシッ!...でも、その後すぐに僕がまた顔を伏せてしまったので、澤村は乗馬鞭の柄で僕の顔を無理やり上げさせたままにしました。
澤村 「高原!...一ノ瀬の顔を見ろ。お前の惨めな顔を俺たちの前で晒すんだよッ!」
一ノ瀬 「口惜しいのか、高原?...フフ...これからたっぷりと可愛がってやるよ。ん?お前じゃないぜ。裕子だよ。裕子をたっぷりと可愛がってやるよ。お前は俺たちの奴隷だ。性奴隷だ。奴隷に配偶者はいらない。いずれはお前から裕子を引き離して、俺の所有物にしてやる。裕子の面倒は俺が一生見てやる。お前は一生、奴隷として俺たちに使えるんだ。いいか、高原?...なんとか言えよッ」
高原 「・・・・・・」
一ノ瀬 「ちゃんと奴隷として俺に挨拶しろよッ!」
澤村は苛立たしそうに僕を立たせてベッドに連れて行き、そこに横向きに転がしました。今日は長いスカートなので、多少乱れても太ももが大きく露出することはありません。でも、澤村はスカートを無理やり腰まで捲り上げたのです。ペチコートも3枚まとめてパッとめくりあげたので、僕の太もももお尻も、そして勃起した性器も丸出しにされてしまいました。調教の時はもちろんノーパンです。忌むべき一ノ瀬の目の前で、僕の恥部が晒しものにされたのです。ああ...剥き出しにされた下半身の肌に、澤村の乗馬鞭が入れられます。ビシッ!...ビシッ!...ビシッ!...ビシッ!...
澤村 「一ノ瀬に挨拶しろよッ、高原!」
ビシッ!...ビシッ!...一ノ瀬は立ってきて、顔に残忍な嘲笑を浮かべながら、辱められている僕を黙って見下ろしています。スマホを近づけたり遠ざけたりして撮影を続けながら...その嘲笑の中には勝ち誇った驕りの表情も見え隠れして、僕は口惜しさで顔を伏せました。一ノ瀬にだけは見られたくない...鞭打たれ、辱められて恍惚となっている女装マゾの僕の顔!...すると澤村が僕を仰向けにしたのです。後ろで縛られた手首が痛くないようそっと動かしてくれたのは彼の優しさです。でも、彼の意図は僕に辱めを与えようと...もっとも忌むべき同性の前で僕を辱めようとしているのです。僕は唇を噛んで屈辱に耐えました。彼は僕の横にひざまずき、僕の太ももをいやらしく愛撫しながら、僕を諭すように言いました。
澤村 「なあ、高原。一ノ瀬はもうお前の秘密を知ってるんだよ。お前が会社に知られたくない秘密を全部知ってるんだ。今、あいつはおまえの惨めな姿を写してるけど、俺が今まで撮影したお前の調教動画のファイルも全部コピーして渡してある。お前が一ノ瀬をどんなに嫌っても憎んでも、おまえの致命的な弱点はあいつに掴まれてしまったんだよ。だから、お前は一ノ瀬の言いなりになるしかないんだ。お前はもうそこまで落ちてしまったんだよ。生き地獄にな。それを一ノ瀬が知っていながら、お前に挨拶させようとしているのは、それはあいつの意地の悪さだな。あいつの陰湿さだ。おまえはこれからほんとの生き地獄を味わわされることになるだろうよ、高原。今は一ノ瀬に丁寧に挨拶しておくのが得策だぜ。フフフ...」
高原 「澤村さま。お慈悲ですわ。一ノ瀬だけは許して。一ノ瀬の奴隷だけはいやッ...それだけは堪忍...」
澤村の手が僕の勃起したペニスを掴みました。「どうしてもいやなのか?」と言いながら、ペニスを扱き始めました。一ノ瀬は相変わらず立ったまま僕を見下ろしながら撮影しています。とても満足そうに...嫌がる僕を無理やり屈服させて性奴隷に落とす...彼はサディストです。肉体的なサディストではなく、精神的なサディストです。僕の妻をじっくりと時間をかけて奪うだけでなく、僕のプライドを弄んでズタズタにして...僕の彼に対する嫌悪感と憎しみを慰みものにして...僕の精神を徹底的に破壊して奴隷根性を叩き込もうというのです。僕には気が狂うか、それとも性奴隷として生かせてもらうか、どちらかの道しかないのです。彼の前にひれ伏して許しを乞い、彼の欲望に媚び阿り、彼の慈悲を請い願う...正気でいようとすれば、僕に残された道は、それしかないのでした。こんなことを思いながら、僕は澤村の手技がもたらす極上の快感に酔っていました。澤村に施される手淫...何よりも甘美で何よりも意地悪で何よりも無慈悲な澤村の手技...と、澤村はその手を止めて、冷徹な声で僕に言い渡したのです。
澤村 「これから後は一ノ瀬に任せるよ。彼にたっぷりと可愛がってもらうんだな、高原。おまえの大嫌いな一ノ瀬に、な。ハハハハ...」
澤村は僕の射精間近にまで高ぶった性器から手を放しました。透明な液体が口から出ています。ああ...早く射精したい...彼は立ち上がり、一ノ瀬に「いたぶってやれよ」とだけ言いました。一ノ瀬はスマホを澤村に渡して、ベッドの僕の横に座りました。澤村と違って一ノ瀬には優しさがありません。ただ軽蔑と憎悪、見下しと嗜虐があるのみ。彼の冷たい手が僕の膝上、黒いオーバーニーハイの上の肌に触れた時、僕は嫌悪と恥辱でブルっと震えました。僕の反応を知った一ノ瀬は、さらに手を太ももの内側に移動させ、そしてゆっくりと上に上がって来ました。そして冷笑しながら言いました。
一ノ瀬 「どんな気持ちだ、高原?...おまえから女房を奪った憎い男に性感帯を愛撫されるのは?」
高原 「・・・・・・」
僕は沈黙を続けました。一ノ瀬は両手で僕の太ももを撫で回した後、その手を鼠径部から腰の骨の体側突起あたりへと移動させました。勃起して射精したがっている性器には指も触れません。性器以外の下半身を執拗に愛撫し続けながら同じ訊問を繰り返すのでした。僕も頑なにだんまりを続けました。
一ノ瀬 「どんな気持ちだ、え、高原?」
高原 「・・・・・・」
気が遠くなるくらいの長い時間、僕の剥き出しの下半身は一ノ瀬のいやらしく意地悪な手で嬲られ続けました。気が狂うほど僕の身体も心も高ぶらされていました。発情させられていたのです。アアァッ...突然、一ノ瀬が僕の勃起した性器を掴んだのです。軽くシゴかれたかと思うと、陰嚢を愛撫し始めました。今朝一番で澤村の前で剃らされたばかりなので、ツルツルです。そこを同性の手で触られる屈辱と興奮!...内臓を弄られているようなゾクゾクするような感触!アァ〜...許して...そこは許して...下さい...と、今度は性器亀頭のくびれをなぞるように一ノ瀬の指が動いています。ウウウッ!...もう耐えられない...目ざとく僕の屈服を見抜いた一ノ瀬は、そこでいきなり僕の勃起しきった性器を掴んで厳しく上下にシゴき始めました。
一ノ瀬 「さあ、行け、高原!...変態女装マゾ!...行けッ!...行けよッ!」
高原 「アアァ〜ッ...」
僕は一ノ瀬の手淫に屈服させられたのです。あの忌むべき男...僕の妻と20年来ひそかに通じて女の歓びを教えた男...身体のみならずその心まで奪おうとしている男...夫として長きにわたって裕子を所有してきた僕に対する憎悪を募らせている男...社会や国の在り方に関して僕とは正反対の考えを持つ思想上の敵である男...そんな僕の思想信条で裕子を篭絡したと思い込んで僕を恨んでいる男...僕にとって一ノ瀬はそんな男です。そんな嫌悪すべき男の手で...同性の手で...屈服させられる屈辱!そんな屈辱を思ったから、一ノ瀬の責めが僕の被虐心を猛烈に燃え立たせたのでした。一気に射精させられてしまったのです...
一ノ瀬 「どんな気持ちだ、高原?...お前から女房を寝取った男の手で射精させられる気分は?」
高原 「く、口惜しい...口惜しいわ」
一ノ瀬 「ふん。すっかり澤村に調教されたんだな。女なんだよな、お前は。女として辱められるのが好きなんだろ?苛められて興奮するんだよな?」
高原 「・・・・・・」
一ノ瀬 「この野郎!...俺の手を汚い精液で汚しやがって!」
一ノ瀬は自分の手に付いていた僕の精液を僕の顔に擦り付けて流しに行きました。スカートの裾やペチコートは精液でグッショリ濡れてしまいました。澤村の調教では、服を汚さないよう配慮してくれるのですが、一ノ瀬はひたすら僕を苛め抜いただけでした。やがて僕は流しにいる一ノ瀬に呼ばれました。
一ノ瀬 「高原、こっちへ来いッ!」
澤村がニヤニヤしながら僕の縄尻を取ってベッドから引き起こしました。太ももに濡れたペチコートが触れてとても気持ち悪い...澤村に肩を押されて流しに行くと、一ノ瀬が仁王立ちになっています。流しは摺りガラスの引き戸で居間とは分けられています。澤村は後ろ手縛りの僕をひざまずかせて一ノ瀬の前に引き据えました。長いスカートを膝で踏まないよう、裾を持って床に広げてくれたのも彼の優しさでした。ああ...これから何が始まるのか......
澤村 「俺はあっちに行ってるから。此奴に立場を分からせてやれよ」
一ノ瀬 「ああ、思い知らせてやる。高原!」
澤村は居間に戻りました。向こうからこちらは見えません。一ノ瀬はズボンを下ろし、そしてトランクスを下ろしました。性器が凶暴に屹立して、その周りには血管が力強く浮き出ています。太い...とても太い...長さも僕や澤村より長い...しかも少し曲がっているような形状...一ノ瀬は性器を僕の顔に近づけながら言いました。
一ノ瀬 「高原、お仕えしろ。舐めて咥えて舌で奉仕しろ。裕子と同じように俺にお仕えするんだ。いいか、高原。俺はお前にビンタを張ったり鞭で打ったりはしない。俺はお前の秘密をもう知ってるんだ。会社に言われたら、おまえは終わりだ。そうだろう?言われたくなければお前は俺の奴隷になるしかないんだ。分かってるだろ?お前が何も言わなくても、もうお前は俺の奴隷なんだよ。けど俺としては、けじめをつけておきたいんだ。おまえの言葉と行動で、俺の奴隷に落ちたことを示してもらいたい。いいか、高原?舐めろ!」
高原 「・・・・・・」
一ノ瀬 「もう一回だけ言うぞ。舐めろ。咥えろ。おまえの舌で奉仕しろ。いやなら、ネットの掲示板にお前の動画をアップしてから、この足で北洋電工へ行く」
それをされたら、僕は破滅です。仕事を失い、収入を失い、今の生活を失うことになります。妻も去って行くでしょう。近所の目があるから、今の家にも居られない...僕は一ノ瀬の性器に唇を近づけました。目を閉じてペニスを舐め、そして口に含みました。口が幅けるほどの太さ!...裕子はいつもこのペニスに奉仕しているのか...僕は妻の無念を思いました。いや、無念ではなく、自ら進んで、かも知れない。僕はこのペニスを恨みました。妻を引き寄せて止まない一ノ瀬の性技を恨みました。その恨みを飲み込んで、舌で彼のペニスを舐め回しました。と、彼は僕の口からペニスを引き抜いて言うのです。
一ノ瀬 「俺の陰嚢を舐めろ、高原。お前の舌で丁寧に丁寧に舐めるんだ。それが俺のフェラ命令だ。奥さんにもしっかりと躾けてあるぜ。フフ...裕子の調教はいつもフェラから始まるんだ。俺の陰嚢を丁寧に舐めさせて、気が狂うほど長い時間をかけて舐めさせるんだ。それからサオに進ませる。裏側、横腹、ぐるっと舌で一周させたりして楽しんでるよ。カリに奉仕させるときは舌でチロチロと突かせるんだ。尿道口やエラをチロチロと突かせ、舐めさせるんだぜ。ええ?楽しそうだろ、高原?十分楽しんだら、裕子の頬をペニスで往復ビンタだ。それが合図さ。これから唇を割るぞっていう合図だから、奥さんは唇を閉じて、目も閉じて、静かにその時を待つ。俺はゆっくりと裕子のペニスで押し開く。あの花のようにチャーミングな唇を俺のこのペニスで割って押し開くんだ。それから奥さんの舌でペニスを舐め回させるのさ。その時は目を開けて俺を見上げるように命令する。目で俺に媚びながら舌でペニスに尽くすよう躾けてあるんだぜ、高原。おまえの奥さんが俺に屈従させられる光景を思い浮かべてみろ。フフフ...」
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高原 「・・・・・・」
一ノ瀬 「おまえはそこまでしなくていいんだ」
一ノ瀬はそういうと、また僕の口を強力なペニスで犯しました。奉仕しろ、と一ノ瀬の命令。2,3分そのまま強制された後、一ノ瀬は僕の頭を両手で掴んでペニスで僕の喉深くを衝き始めました。何回も何回も...僕は苦しさで涙が出て来ました。奥を衝かれると吐き戻しそうになります。とてもつらい...また2,3分、この責めが続いて、僕は解放されました。射精するつもりはなかったようです。ただ僕を苛めて優位性を僕に思い知らせたかったのでしょう。彼は僕の髪の毛を掴んで僕の顔を引き上げました。そして言いました。
一ノ瀬 「さあ、高原。挨拶してもらおうか。一ノ瀬さま、で始めて、あとはおまえの言葉で挨拶しろ」
高原 「・・・・・・」
一ノ瀬 「もう一回だけ言う。挨拶しろ。」
高原 「......一ノ瀬、一ノ瀬さま......どうぞ私を一ノ瀬さまの...一ノ瀬さまのど、奴隷としてお気の済むように調教して下さいませ。私は一ノ瀬さまの性奴隷ですわ。ウウウ...どうぞ...ご存分に...純子をおもちゃにして下さいませ...性玩具にして下さい...]
悔し涙が溢れてきて顔を伏せたかったけど、一ノ瀬は許してくれません。髪を掴んで僕の顔を上げさせたまま、屈辱と惨めさ、自己嫌悪で歪む僕の顔をじっと冷たい目で見続けていました。僕が恥辱に精一杯耐えて絞り出すように言うセリフのところどころで嘲笑を浮かべながら......
一ノ瀬 「いいだろう。高原はこれで俺の性奴隷だ。澤村と同じような契約書に署名捺印してもらおう」
一ノ瀬はトランクスを上げてズボンを穿き直しました。そして、澤村を呼んで、奴隷契約書を見せてくれと言いました。僕が自分で文章を書いたあの屈辱の奴隷契約書...ところが、それに目を通すなり一ノ瀬は「肝心な一行が足りない。裕子の所有権は高原から俺に譲り渡される旨を明記しろ」と言ったのです。その日、僕はそのまま許されました。帰って裕子と相談して、新しい条文を付け加えた契約書を作って、今度の調教の時に見せろ、と一ノ瀬が言いました。僕は彼らに共有される性奴隷に落とされてしまったのでした。妻が待つ家に帰って、条文を考えました。もちろん妻に相談するなんてできません。僕は一ノ瀬が僕に命令した一行を...屈辱の一行を付け加えて、次回の調教に備えました。
僕はすべてを一ノ瀬に奪われました。自分の身体も性生活もプライバシーも、そして妻も......僕は澤村とも同様の奴隷契約書を交わしていますが、彼は僕のプライバシー権を乗っ取ろうという気は持っていませんでした。僕と澤村は男同士の女装澤村M的性関係を楽しんでいただけです。妻にこの関係を知られるまでは、僕と裕子は、それまでどおりの生活を続けてきたのでした。澤村に懲罰として射精を禁じられた時は別ですが、平時には夫婦の性生活もそれなりに持続していました。でも僕と澤村との関係を妻に知られ、同時に一ノ瀬が僕の女装マゾ趣味を知ってからは、事情は一変しました。すでに妻は一ノ瀬と通じています。つまり僕は、『澤村』と『一ノ瀬&裕子』という2組3人に支配される立場に落とされてしまったのでした...
ー真冬の旅ー
その年の暮れも押し詰まった頃、仕事納めの翌日のことでした。僕たち夫婦と澤村は釧路の一ノ瀬邸に呼ばれていました。旅費はすべて一ノ瀬が出してくれていて、JRの釧路行き特急「おおぞら3号」の座席指定特急券と乗車券を送ってくれていました。釧路は札幌よりも寒いので、それなりの服装でしたが、僕たち夫婦にはスカート姿を指定されていました。もちろん澤村は自由な男モードで、彼はいわば僕たち夫婦の監視役でした。僕には紺無地のフレアミニスカートが指定されました。指定されたのはスカートだけだったので、上は僕の好みでブラジャー+キャミソールの上にベージュのタートルニットをトップス・アウトで着ました。これがこれから向かう一ノ瀬の家の中での僕の服装...きっとこのスカート姿で一ノ瀬に苛められるのです。妻の前で辱められるのです...
寒さ対策としてブラウン系の厚手カーデガンを羽織った上に、短めで膝丈のダウンコートを着ました。スカートの下にペチコートを3枚重ね、黒厚手のストッキングは僕自身の選択でガーターベルトで吊りました。パンティの着用はいつも禁じられていますが、この日着けていた白いレースの股割れパンティは許されています。でも、性器はスカートの下で剥き出しになっています...靴は黒のショートブーツ。白いマスクでウィッグを被っているし、3人組の1人なので僕を男と怪しむ人はいないでしょう。妻は厚手ウールギャバ製で細かいギンガムチェックのプリーツスカートが指定されました。膝が隠れるくらいの丈でした。寒さ対策は、やはり黒厚手のストッキングですが、パンストなのかガーターベルトで吊っていたのか、あるいは靴下留めを使っていたのか、僕には分かりませんでした。下着はランジェリーかアンダーシャツなのか、これも僕には分かりませんでした。体の線がはっきり出る白のタートルニットをトップス・インで着た上に同じく白の厚手バルキーカーデガンを重ね、ラクダ色ウールのオーバーコート、白いブーツというスタイルでした。澤村の服装については説明不要でしょう。
澤村 「そうやって見ると、普通のご婦人に見えるよ、高原」
高原 「一ノ瀬はどうして僕たちを呼んだのかなあ?澤村は何か聞いてるか?」
僕が澤村から調教を受ける時は、彼の女装性奴隷・純子として女性の言葉遣いと女性のしぐさ、ふるまいが要求されました。でも、調教の時以外は僕の言葉遣いに制限はありませんでした。妻がいるときも男言葉で話すことを許されました。その妻には、学生時代の澤村も関心を持っていたようでした。でも、一ノ瀬のように積極的ではないし、僕と同じように内気で小心者だったので、やはり僕と同じように妄想だけを膨らましてオナニーしていたと思います。妻と一ノ瀬の関係を知った今も、彼は妻に対しては一定の距離を保っています。
澤村 「いいや、何も聞いてないね。でも、あいつ、この前電話してきた時に、気になることを言ってたぜ。高原と奥さんを夫婦奴隷にするんだ、ってよ。俺が高原は俺の性奴隷だって言ったら、彼奴のことはお前に任せるけど、夫婦としての高原と福崎さんは、俺の嬲りものにしてやるんだ、ってさ。福崎さんはもう俺の奴隷だけど、夫婦をいたぶるのはまた格別の愉楽があるぜってよ」
妻 「夫婦奴隷?...]
妻はその言葉を聞くと、頬を少し赤らめて俯いてしまいました。どんな光景を妻がその言葉でイメージしたのか、僕には分かりませんでした。僕はその言葉を聞いて、スカートの中の身体がつらくなったので、それまで揃えていた膝を崩して片脚をもう一方に乗せて組みました。ああ...夫婦奴隷...澤村はそんな僕をじっと観察していました。僕が倒錯しきってドロドロした暗い被虐の予感に高ぶっていることを見て取っていたのです。
澤村 「楽しみだろ、高原?」
僕 「そ、そんなことは...」
澤村 「福崎さんはどう?...夫婦奴隷に落とされるって?...一ノ瀬とは長い付き合いらしいけど、何か聞いていないの?一ノ瀬が言ってたよ。裕子の身体だけでなく、心も奪ってやる、今は裕子が頼みにしている高原との固い夫婦関係を必ず切り崩して、俺を頼りにするようにしてやる、ってね」
澤村まで、妻を結婚前の苗字で呼ぶようになっているのでした。今回の呼び出しの一ノ瀬の狙いが分かったような気がしました。僕たち夫婦を一ノ瀬の奴隷にするための儀式を執り行うつもりなのでしょう。とても淫靡なその儀式に僕と妻がどこまで耐えられるか...軽いめまいを覚えた時、車内放送が釧路到着10分前を知らせ、接続列車の案内を始めました。忌まわしい町に歩み入る時が間もなくに迫ってきたのでした。
僕たち夫婦が釧路に呼び出される数週間ほど前...ちょうど12月に入って最初の日曜日、僕は一ノ瀬と澤村から射精禁止を言い渡されていました。妻とのセックスはもちろん、オナニーでの射精まで一切を禁じられていたのです。とても性感が高揚した体と心の状態になっていた僕は、さらにこれから僕たち夫婦を待ち受ける辱めの数々を想像してスカートの中で性器を激しく勃起させながら列車から下りました...
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