夫婦奴隷の淫靡な性生活
第一部 夫婦奴隷に落とされるまで...
パート4
同性の友人から受ける性奴隷調教

 先に紹介したように、僕はスカート姿を長年の友人であるSに見られてしまったのです。親友と呼んでもいい、信頼できる友人でした。後日、その彼から、あの時のスカート姿でホテルに来いと電話で呼び出されて出かけたのでした。ちょうど妻が実家に2泊の予定で法事に出かけた直後でした。僕はSに見つかった時のスカート姿になって彼が来るのを待ちました。スカートは紺のフレアーミニ、3枚の白いペチコートを重ね、明色のストッキングはグレーのガーターベルトで吊って、片脚だけ太ももに黒いレースの靴下留めを着けました。下着のことはSは何も知らないはずだけど、この前と同じにしたのは僕なりのSへの忠誠でした。この前と同じくパンティも自分に禁じ、赤いロープの股縄もきっちり締め上げました。上は薄ピンクのブラジャーに同色系のキャミソール。その上に紺色ボウタイの白ブラウスを着て、彼を......これから私を凌辱しようとしている彼をじっと待ちました。ベッドに座って待っている間にも、僕はどうしようもなく高ぶって行きました。姿見に映る自分のスカート姿...自分でも嗜虐的な気分になってしまう自分のスカート姿...その下に隠した恥ずかしい秘密...ああ...これから何をされるのかしら?スカートの下で、身体がつらくなっていました。この前と同じ服装で来いということだったので、白いマスクをしてウィッグを被りました。雪空が重々しくのしかかる年末のある土曜日、すでに暮れなずむ頃になっていました。

ーホテルで対面した二人ー
 30分くらいしてSが来ました。ノックがあって、僕はベッドから立ち上がってドアを開けました。スカート姿の僕を見て、Sは黙って微笑みました。僕が彼に隷従する覚悟を決めていると察知したのでしょう。先日すれ違った時とちがい、今日はねっちりとSに僕のスカート姿を見られるのです。「似合ってるぞ、T」と彼は言いました。「この前見かけた時と同じだな」とも。ああ...そんなこと......Sに僕のスカート姿を見られている!スカートの下に淫らな秘密を隠した僕の女装姿を、今、じろじろと観察されている!つま先から太もも、腰、胸、顔、髪と視線を動かして...僕と同じいやらしい目で...同性のいやらしい目で...じっくりと見られている!...嬉しさと興奮で胸が張り裂けそうでした。と、Sが言いました。

S 「ウィッグとマスクは俺の前では要らないだろ?取れよ」

 ウィッグとマスクを取られる...僕としては、人前で恥ずかしいスカート姿の時の顔を見られないためにウィッグとマスクを着けるのが習慣になっているので、それを取るということはとても恥ずかしいことでした。月並みなたとえだけど、服を着ていない裸で人前に立つ恥ずかしさ...心細さ...僕としては着けたままでいたかったのですが......

S 「取れよ、早く」

 ああ...しかたなくウィッグを取り、マスクを外しました。ああ、恥ずかしい...丸出しの顔がスカート姿と見比べられてしまう...そう思うと、その顔から火が出るような恥辱の思いが込み上げて来ました。でも、この恥ずかしさに耐えなければなりません。僕は黙って、Sに顔とスカート姿とを見比べられていました。それから彼は椅子に座り、僕にコーヒーを淹れてくれないか、と言いました。「ああ、いいよ」と僕は答えて、ポットに水を入れて電源をオンにしました。湯が沸くまでの間、備え付けのマグカップを用意して立ったまま待ちました。Sは僕のしぐさを注視しているようでした。

T 「沸くのにちょっと時間がかかりそうだな」

S 「いいよ。急がないさ。ところでT、男がスカート姿でいるって、どんな気持ちなんだ?」

T 「・・・・・・」

S 「Tはどうしてスカートなんか穿いてるんだ?理由があるはずだよな?」

T 「・・・・・・」

S 「ふん。下着とかどうなってるんだい?」

 僕は恥ずかしくて黙っていました。その時はそれ以上追及されることもありませんでした。Sは、窓のカーテンを開けるよう僕に命令しました。角部屋で大きな窓が3枚ありました。僕が1枚ずつカーテンを開け、レースのカーテンも開けてまとめてタッセルで留めるという作業をしている間、彼は僕のスカート姿としぐさを興味深そうに観察していました。湯が沸いたのでコーヒーを淹れてくれとも言いました。見られている...スカート姿での作業をSに見られている...そう思うと、スカートの中の身体がますますつらくなって行きました。カップを彼の前に置くと、彼は僕に、テーブルをはさんで向かいの椅子に座るよう命じました。僕は座ったときにスカートをお尻で敷かないよう裾を摘まみながら座りました。椅子の周りにスカートが広がり、お尻の肌が直接座面に触れてヒヤッとしました。Sには分からない僕だけの感覚!しばらく二人はコーヒーを飲んで雑談をしました。そのうちSが口調を変えたのです。

S 「さて、と。今日、俺がおまえを呼び出したのが何のためか分かるか、T?」

T 「さあ、そんなこと、俺には分からないな。何のためだ?」

S 「嘘言え。想像ぐらいしてるだろ?......まあ、いいさ。お前にはっきり言ってやるよ」

 彼は僕に向かって窓際に立つように命令しました。座ったままで、はっきりとした口調で言いました。今日はお前のスカート姿を念入りに検査するために呼び出したんだと。これからお前の服装検査をする、下着検査も含めて徹底的にお前の女装趣味を検査するつもりだと。僕はうつむいたまま彼の言葉を聞いていました。両脚をきちんと揃え膝を固く閉じた姿勢で立っていましたが、”検査” という言葉を聞いた時、身体に稲妻が走ったように震えてしまい、片膝を曲げた姿勢でかろうじて立ち続けました。彼は付け加えました。僕に検査を断る権利はないのだと。僕は顔を上げ、彼を見つめながら「いいよ、S。お前がそうしたければしてくれていいよ」と答えました。僕は、Sが僕のような女装男性に興味を持っていたとは知りませんでした。それだけでなく、女装男性を苛め辱めて楽しむという変態性欲を持っていたとは!...僕は、信頼する友人のSが僕自身と同じような性的嗜好を持っていることを知って、心が震えました。運命だったんだと思いました。僕は彼に屈従する覚悟を決めました......

ー服装検査ー
 Sは座ったまま脚を組み直し、立たされたままの僕に言いました。僕は再び膝をきちんと揃えて直立しました。こうしてSに自分のスカート姿を見られているのがとてもうれしい......。

S 「よし。じゃ、まず服装から訊いて行くか。そもそも、どうしてお前、男のくせにスカートなんか穿いてるんだ?」

T 「好きだから...」

S 「好きって......まあ、好き嫌いは個人的なことだからなあ。でも、スカートの何がいいんだ?」

T 「女っぽいところ。優しく揺れるところ。だから俺はタイトスカートは穿かない」

S 「ふーん。女っぽいところか。お前みたいな男がねえ。だけど、その胸は何なんだ?お前、ブラジャーを着けてるのか?」

T 「ああ、着けてる。胸を締め付ける感覚が好きなんだ」

S 「変なやつだな。ブラジャーしてるってことは、ほかにも女ものの下着を着けてるのか?」

T 「・・・・・・」

S 「恥ずかしがらずに言えよ。お前は俺に逆らうことのできない立場なんだぞ。言わないなら画像をばらまくぞ」

T 「分かった。言うよ。着けてます。キャミソールやペチコートを着けてます」

 彼は僕の下着に興味を持ったようでした。30年近くの間、友人としてつきあってきた僕が女装している...そ
れは彼にとって非常な驚きであり、決して表には出さない彼の性的嗜好を刺激したようだったから......。

ー下着検査ー
 Sは少し上気したような...高ぶったような目で僕を見ました。僕の足元から膝、太もも、腰、胸、そして顔へと嘗め回すように視線を動かして行きました。僕のフレアスカートはミニ丈で膝上数センチでした。その時になって確信したのですが、彼が僕にスカート姿でホテルに来いと言ったのは、彼が女装した僕に関心を...性的な関心を持ったからなのです。彼は僕に対して何かを企んでいる、と思いました。僕は彼から目を外して下を向きました。

S 「じゃ、その下着を見せてもらおうかな。スカートの前を捲り上げろ」

T 「それは勘弁してくれないか」

S 「だめだ。スカートを捲り上げるんだよッ!」

T 「分かった...」

 僕はフレアスカートの前の裾を両手の指で摘まんで持ち上げました。椅子に座ったSの後ろの壁に姿見があって、紺色のスカートの下から白いペチコートが現れます。彼は「それがペチコートか」と言いました。そして、「それも捲り上げろ」と言いました。言われた通りにすると、2枚目のペチコートが現れます。「それも捲り上げろ」と言いました。僕は言われた通りにして、3枚目の...最後の...ペチコートが現れました。「何枚重ねてるんだ」、と彼はあきれたように訊きました。3枚だと答えると、「じゃ、それも捲り上げろ。ぐっと腰まで捲り上げろ」と言いました。「勘弁してくれ」と僕は言ったけど、許されませんでした。僕は覚悟を決めて......自分の変態ぶりをSに晒す覚悟を決めて、最後のフレアペチコートを大きく捲り上げました。赤いロープで股縄をかけられた上に、性器を包むように絞り込まれた紺色のブリーフがあらわになりました。ストッキングがグレーのガーターベルトで吊られていて、左脚の太ももの付け根には黒いレースの靴下留め......。ブリーフの下で僕の身体は被虐の興奮でキチキチになっていました。

S 「凄いな、え、T?...凄いじゃないか?」

T「・・・・・・」

S 「そのブリーフも脱げよ。脱いでお前の身体を見せてくれ。身体検査だ!」

 どう懇願しても許されないのは分かっていました。僕はスカートやペチコートを捲り上げたままの格好でブリーフを脱ぎました。

ー身体検査ー
 Sの前で立たされて、スカートもペチコートも腰まで捲り上げさせられた僕。ブリーフも奪われて、下半身が剥き出しにされてしまいました。僕の身体は高ぶっていました。同性に見られている。長年の友人に見られている。ああ...顔から火が出るような恥ずかしさ!...Sは手招きして、近くに来るよう言いました。ああ......

S 「凄いな、T?...お前、興奮してるのか?...見られて興奮してるのか?」

T 「・・・・・・」

 彼は僕の恥ずかしい身体を、僕の顔と見比べながら観察し始めました。性器は勃起していました。この頃の僕の身体は、今と違って妻との性交が可能でしたから、性器は今よりも硬く、高々と勃起したものです。その時、包皮が半分くらい亀頭を覆っていました。じっと僕の性器を見ていたSが、ポツンと言いました。

S 「毛は?...陰毛は処理してるのか、T?...剃毛してるのか?」

T 「・・・・・・」

S 「後ろも見せてくれ。そこで向こうを向け」

 僕は言われた通りに後ろを向きました。赤いロープの股縄がお尻に食い込んでいるのが丸見えです。もう彼の訊問を黙ってやり過ごすことはできない、と思いました。正直に答えるしか......。

S 「それ、お前、赤いのは...ロープか。赤いロープの...股縄?...こっち向けよ、T!お前、股縄をかけてるのか?」

T 「いや...。かけてるんじゃないんだ。かけられている......股縄をかけられてるんだ。陰毛も剃らされてる...」

S 「誰に?」

T 「俺の心の中にいるご主人さま......」

 Sはここで絶句しました。僕を見つめて黙り込んだのです。下半身を剥き出しにされた僕の立ち姿を下から上まで、上から下まで見まわしながら、頭の中はいろいろな思考が駆け巡っているようでした。そのうち、最終的な答えに行き着いたようで、彼の目の中に淫らな灯が浮き上がったのです。

S 「お前、マゾ?...マゾなのか?」

 そう聞かれて、僕はとってもうれしかったんです。Sから...信頼している長年の友人...親友のSから聞かれて、天にも昇るくらいうれしかった......。だから、僕は正直に答えました。

T 「うん。そうなんだ。マゾ...女装マゾなんだ」

S 「マゾってことは...お前、苛められたり辱められたりして興奮するってことか?」

T 「うん...」

S 「女装マゾってことは、こうしてスカートやペチコート姿で辱められて興奮するんだな?」

T 「うん」

ー親友に言いなりに...ー
 とうとう僕はSに何もかもを晒して、すべてを知られてしまいました。恥ずかしいこと...変態的なこと...どれも絶対に人に知られてはならない僕の恥部です。それをすべてSに晒してしまった...Sは僕にスカートを下ろしてもいいと言って、いよいよ詳しいことを訊問し始めました。いつからなのか?きっかけは?どんな女装をしてどんな妄想に酔っていたのか?どんな折檻や辱めに一番興奮するのか?学生の頃はどうしてたのか?僕は執拗に問い詰められ、彼が納得するまで説明させられました。スカート姿で立たされた僕が恥辱に耐えながら説明する様子をSは楽しんでいるようでした。意地悪!...彼がもっとも興味を示したのは妻との関係でした。奥さんと結婚した時はどうだった?どんな性生活なんだ?女装した夫とセックスして奥さんは何て言ってるんだ?僕は正直に何もカモ話しました。そして訊かれもしないのに、中林純子のホームページのことも話してしまいました。私家版の存在まで...Sはスカート姿の僕を立たせたままで、さっそくPCを開けて純子の私家版にアクセスして、ざっと最後までスクロールしました。そして、後でじっくり見るよ、と言って、ニヤッと笑いながら僕を見ました。ホームページのことは妻も知りません。

T 「誰にも言わないでくれ、S。絶対に秘密にしてくれ」

S 「心配するな。俺とお前だけの秘密だ。いよいよTは俺の言いなりだな。奴隷だ」

T 「ああ、そうだ。僕はお前の言いなりになるよ。親友の奴隷に落とされてうれしいよ」

S 「親友、か。気に入らない言葉だけど、まあ、そういうことにしておいてやるよ」

 僕は解放されたと思いました。これまで何十年も心の奥に秘めていた欲望がすべて解放されたと思いました。相手がいなければ成り立たない欲望......相手として考えられるのはSだけでした。そのSにすべてを晒すことができた!...恥ずかしさで目を閉じたままでいた僕が、そんな歓びに一人浸っている時でした。突然、太ももに...太ももの前面に、サッと撫でられる感触があって、僕はビクッと腰を引きました。見ると、Sが手を太ももに伸ばしています。僕は「どうぞ...どうぞSさまの好きなようにして下さい」と言って、元の姿勢に戻りました。そんなセリフが...僕がSの奴隷であることを自ら認めるようなセリフが...なんの抵抗もなく口から出たのです。僕はずっと両手でスカートとペチコートを胸で抱えたままなので、Sの手を防ぐことはできません。防ぐつもりもありませんでした。

T 「ああ......」

S 「気持ちいいのか、T?...いいのか?」

T 「う、うん。気持ちいい...とても気持ちいい...」

 その時、Sの手が僕の性器をグッと握ったのです。

T 「ああッ...そこは...」

 あっという間もなく、Sの手は、性器の包皮を思い切り根元に向かって剥き上げられたのです。亀頭が外気に剥き出しにされる感覚!...身体の一番感じる部分を剥き出しにされた無防備感...解放感...Sはいったん手を僕の性器から離し、あらためてそっと陰嚢に裏から触れてきました。

T 「ああ......」

 僕は気持ちよさに天井を仰ぎました。Sの手で陰嚢を弄ばれるまま、その快感に耐えました。彼の手は陰嚢から会陰部に移り、それから性器に移りながら意地悪な手つきで撫でたり揉みしだいたり...

T 「だめ...だめだ。これ以上はだめ...」

S 「脚を開けよ。もっと...もっと広く開くんだ、T!」

T 「あ、ああ...」

 僕はSの言いなりでした。

ー性奴隷への儀式ー
 僕はスカートとペチコートを下ろすことを許され、ベッドに横になるよう言われました。スカートが乱れないように注意しながら、まずベッドに座り、それから両脚を揃えながらベッドに上げて仰向けになりました。何をされるのか、とドキドキして待ちました。Sは僕を横向きして、両手を背中に回しました。彼は備え付けの浴衣の帯で僕を後ろ手に縛りました。ああ...もう、何をされても抵抗することができない...

T 「どうして?...どうして縛るんだ?」

S 「奴隷に縄はつきものだろ?今日は持ってないから、そのかわりだ」

T 「......そうだな。俺はおまえの奴隷に落とされたんだよな。うん、いいぜ。俺はうれしいんだ。おまえの気が済むようにしてくれていいよ」

 Sは、僕のスカートとペチコートを捲り上げ、弄られて興奮した僕の性器をペチコートで包み込んで軽くシゴき始めました。それは僕をSの性奴隷に落とすための儀式でした。Sの手淫に屈服してイカされてしまったら、ほんとうに僕は一生Sの奴隷になってしまう……それは分かっていました。耐えなければ……Sの意地悪な手に耐えなければ…でも僕の身体は反応してしまいました。だって、僕は、いじめられ、辱められて喜ぶマゾだから……Sはそれを知っているから僕を虐めて楽しんでいたんです。

S 「Tに女装癖があるとは知らなかったよ。偶然とはいえ、あんな地下の駐車場で出会うとはな。お前、誰にも知ったやつには出会わないと思ってたんだろう?だけど、俺がちょうど駅に用事があったのが、お前の運の尽きだったな。俺はお前の致命的な秘密を握ってしまったんだ。こんなこと、お前の職場や家族に知られたら、お前ってお終いだろ?だから俺の呼び出しで、わざわざこんな所まで出てきたんだよな?俺が命令した女装姿でな?」

T 「うん。おまえの言う通りだ」

S 「お前、そうやって女の格好が好きなのなら、女っぽい名前はないのか?女装した時のお前の名前」

 さっき中林純子のスカートギャラリーを紹介したから、Sは純子という名前はもう知っているはずです。それなのに訊いてくるのは、きっと彼の意地悪なのだと思いました。恥ずかしい女の名前を直接僕の口から言わせて辱めるためなのだ、と。それなら、彼の思惑になってやろう、彼の望むように振舞ってやろう。僕はそう思いました。

T 「それは......」

 僕は言いたくなかったので、横を向きました。すると、後ろでSが何かガサガサしているのです。と、ピシッ!...乾いた音とともに鋭い痛みが僕の太ももに走りました。Sが僕の太ももを鞭のようなもので打ったのです。ペチコートの上からもう一発、ピシッ!......僕が言いたくないことを無理やり僕の口から訊き出そうというのです。それはSのズボンのベルトを使った拷問でした...

T 「ウッ...言うよ。言います。鞭は堪忍…」

S 「最初から素直に言えば、痛い目に合わずに済むんだぜ」

T 「……純子って自分で呼んでいるんだ。純子です」

S 「ふん、純子かよ。まあいい。これからは自分のことを純子って呼べよ。俺のことはSさまって言うんだ。いいな?言葉も女言葉を使うんだ。男言葉はだめだ。いいか?」

T 「・・・・・・」

S 「言えよ、T!」

T 「は...はい、Sさま」

S 「どうだ、T、男の手でシゴかれる気分は?どんな気持ちだ?奥さんと違って俺みたいな男の手でシゴかれてイカされるなんて、屈辱じゃないのか?なんか言えよ、T。純子さんよ」

T 「はい、Sさま。男の手で性感を嬲られるなんて、生まれて初めて...とっても屈辱的ですわ。純子、とってもくやしい…」

S 「おまえ、女装マゾだったんだな。何十年と付き合ってるけど、知らなかった。純子っていい名前だな、T。いいよ、俺もさ、女装マゾと付き合ってみたかったんだ。俺はどっちかっていうとマゾじゃなくサドだからさ、これからうんとお前をいじめてやるよ、純子!」

T 「ありがとうございます。純子はSさまの性奴隷ですわ。Sさまの奴隷に落として頂いてうれしいんです。なんか、これまでの束縛から解放されたような気分...どうぞ気の済むまで純子を辱めて下さいませ。覚悟はできているわ...」

S 「ああ、Tはこれから死ぬまで俺の性奴隷だ。徹底的にいたぶってやるよ。お前さ、マゾってことはこうしてスカートやペチコート姿で辱められて興奮するんだろ?そうだろ?」

T 「はい、Sさま。純子は辱められて興奮する変態です...」

S 「俺はそんなお前を虐めて楽しめる人間なんだ。ちょうどいいじゃないか?サドとマゾで。立派な会社で若くして役員になったお前が、女装奴隷として俺みたいなヒラ社員の奴隷にされて調教されるって、どんな気分だ、え?」

 僕が勤めている北洋電工という会社は、札幌では一応有名で、社屋も立派な12階建ビルでした。人事のことだから運もあるのですが、僕は5年ほど前から恵庭にある倉庫兼保守センター長を任され、昨年から常務取締役になっていました。Sはとても有能だけど、家の事情で東京から札幌に戻って再就職したので、ほとんど無名の、やはり電気工事関係の小企業に勤めていたのです。取引先で鉢合わせしたこともあります。僕の背広と彼のとでは明らかに生地や仕立てが違っていたことを覚えています。

T 「くやしいです。こんな下剋上...とってもくやしい...この僕が、Sさまなんかの性奴隷に落とされて辱めを受けなければならないなんて...」

 ピシッ!......ペチコートが捲り上げられ、太ももにベルト鞭が入れられたのです。ピシッ!...ピシッ!

S 「男言葉を使うなよッ!......お前は俺の奴隷に落とされるんだよッ!...自分の置かれている立場をわきまえろッ!」

 ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!

T 「アアッ......悔しい...くやしいわ。Sくんの奴隷だなんて・・・」

S 「Tがそうしてくやしがるほど俺は楽しいんだぞ。分かるだろ?これから一生かけてたっぷり虐めてやるよ。調教だぞ。いいか、T。お前は俺の奴隷だ。性奴隷だ。言ってみろ!」

T 「わ、私、TMはSMさまの性奴隷です」

S 「もっと大きな声ではっきり言えよ!」

T 「私、TMはSMさまの性奴隷として、一生ご奉仕させていただきます」

S 「いいぞ、その調子だ、な、T。こういうのを、お前が言うように下克上っていうんだな。今まで家来だったやつが殿様になって、殿様が家来に落とされて、元家来から虐待され辱めを受ける。な、そうだろ?違うか?T!」

T 「はい、その通りですわ、Sさま。ああ...下克上……下克上って、とても残酷だわ。だって……だって......有名会社重役の純子が、ヒラのSくんの奴隷に落とされるなんて...残酷…ね。純子にもプライドがあるのに・・・」

 ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!......Sは僕を裏返しにして、尻を打ち始めました。Xの字を刻み込むように左右の尻たぶに斜めの鋭い痛みが続けて走ります。ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!......

S 「プライド?......ふん。そうだよな、プライドだよな。お前はこうして俺に抵抗できない。仮に後ろ手縛りを許されたって、お前は俺に抵抗できない。そうだよなあ、T。お前は俺に決定的な秘密を握られたんだからな。残るのは重役としてのプライドだけってわけか」

 彼は気を悪くしたようでした。それまでより意地悪い打ち方で僕の下半身にベルトの先を入れてきたのです。僕の太ももを無理やり開き、その内側をベルトで打ち始めました。ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!...ピシッ!......

T 「ウウッ...ウッ...い、痛い......許して」

S 「お前のそんなプライドはさあ、俺が木っ端微塵に粉砕してやるよ。たっぷり時間をかけて、お前のプライドも自尊心も何もかも踏み潰してやる。踏みにじってやる。俺の部屋では恭順と服従だけがお前に許されるんだ。いいか、T、おっと、純子?...お前はひたすら俺に媚び、俺におもねり、俺の機嫌を取るんだよ。俺の性的快感に奉仕するんだ。いいか、純子?...俺の胸三寸でお前の人生は終わるんだ。分かってんのか?...お前は俺の何なんだ?言ってみろ、純子ッ!」

T 「は、はい、Sさま。純子はSさまのど、奴隷です。性奴隷ですわ」

S 「よし。いい心がけだ。ご褒美としてお前の身体を可愛がってやるよ」

 Sは僕のスカートやペチコートをさらに腰まで捲り上げて、僕の下半身を剥き出しにしました。太ももまでのストッキングは、今日はガーターベルトではなく靴下留めで留めてあります。少し下がってしまって、太ももの半分くらいが肌を露出しています。笞で打たれて、赤いミミズ腫れが縦横に刻み込まれています。Sは、そんな僕の太ももの肌にそっと手を当てました。僕はゾクッとして下半身を震わせました。気持ちいい...でも、怖い...何をされるのか...

T 「ああ...酷いことはしないで...」

S 「お前は性奴隷なんだ。俺に注文できる立場じゃない」

 彼は僕の性器に軽く手を当てて、弄び始めました。後ろ手に縛られて抵抗できない状態で拷問されたので、マゾの僕はすっかり勃起していたのです。僕は太ももを捩って耐えました。Sは僕の太ももの付け根を指でなぞってから、陰嚢を軽く握り、次にその手を広げて撫で上げました。アアアッ・・・それから彼は、僕の性器亀頭を包んでいた包皮をゆっくりと剥きあげます。さっき剥き上げられたのが、また元に戻っていたのです。ウウッ...つらい...彼は僕の性器の機能検査をするように、弄り動かして観察していました。同性に男の生理を弄ばれるなんて...ああ...恥ずかしい...

T 「か、堪忍して...堪忍して下さい。恥ずかしい...」

S 「何言ってんだよ。お前、辱められて悦ぶマゾだろ?...現にこうして興奮してるじゃないか!俺の前で格好つけるな。正直になれよ、何もかも俺の前で曝け出せ、T!」

T 「ああ...そんな...」

S 「今日は最初だからな。早めに引導を渡してやろう。俺の手でいかせてやるよ。お前の調教は今日から始まるんだ。これから延々と続くんだぜ。覚悟するんだ、T!」

T 「いやです。お許しください。射精は堪忍……それだけは許して...お願い...」

 Sの手は許してくれませんでした。僕の性器をあらためてペチコートで包み直して握り、ゆっくりとシゴキ始めたのです。ああ...徐々にシゴキは厳しくなっていきます。緩急をつけながら太ももの付け根や陰嚢を弄び、耳に口をつけて僕を辱める言葉を囁くのです。同性に辱められる屈辱!...でも、身体が反応してしまう......。そこを言葉で衝いてくるのです。とてもつらい...同性からは絶対言われたくないこと...シゴキがますます意地悪くなって僕は迫り上げられて行きました。言葉で辱められながら、身体の快感を貪る僕でした。ああ、もう耐えられない.......そう思って覚悟を決めた瞬間、Sの手が離れたのです。

T 「ああ...」

S 「何?...射精したかったのか?」

T 「・・・・・・」

 突然、僕はバシッと頬にビンタを受けました。ウウッ......

S 「射精したかったのか?」

 バシッ!...バシッ!......往復ビンタでした。悲しいことに、僕はビンタされて余計に発情してしまいました。

T 「はい、Sさま。射精させてください。早く...お願いです…」

S 「馬鹿!...お前の射精はお前が決めるんじゃない。俺が決めるんだ。俺の一存で決めるんだ。それが性奴隷に落とされるってことなんだよ、T!」

T 「は、はい。Sさま。ど、どうぞお気の済むように・・・」

 また性器のシゴキが始まりました。同時に太ももや会陰部、陰嚢は愛撫されて、僕はまた迫り上げられて行きました...いよいよ追い詰められた瞬間、ああ、また...僕は中途半端な状態で放り出されたのです。ひどい...発情させるだけさせておいて、梯子を外すなんて。意地悪な奴...彼がねちこい、粘着質の男だとは分かっていましたが、性行為においてそれを思い知らされるとは!...

T 「お願いです。Sさま。いかせて下さい。なぶり殺しは許して…蛇の生殺しのように純子を苦しめないで…いかせて、お願い...純子はSさまの性奴隷です。ご命令には絶対服従します。だから今はもう…ひと息にとどめを刺して・・・」

ー同性の手で性感を弄ばれてー
 この頃には、僕はSの手指の動きに声で反応させられるようになっていました。声というか絞り出すような呻き声...それはやがて咽び声に...そして興奮が絶頂に達する頃にはよがり声に...そんな僕にSは屈従の言葉、懇願の言葉を何回も何回も言わせるのでした。そうやって僕のプライドの鎧を一枚ずつ剥ぎ取って行って僕の生身を剥き出しにして行ったのです。最終的に僕は一糸まとわぬ生身で、Sの責めを受けなければなりませんでした。それは文字通りの”責め”でした。そういう時はベルト鞭で打たれるわけでもないし、ビンタされるわけでもありません。肉体的苦痛はありません。むしろ愛撫されるのです、僕の身体の敏感なところを...性感を...嬲られるのです。弄ばれるのです。そのこと自体は快感です。でも、そんな行為を旧知の同年代の同性の手でされるのはとっても屈辱的で、強烈な精神的苦痛を覚えます。そんな思いが僕の被虐心をますます燃え上がらせ、その結果、僕の射精欲求が猛烈に高まります。

T 「お願いです、Sさま。純子にお慈悲を...」

 僕が限界に来たと見抜くと、Sは僕の体から...性器から...パッと手を放して言うのです。

S 「おう、おう、しっかり勃起して、気持ちよさそうだなあ、T?...ぐっしょり濡れてるぜ」

 僕はペニスの先端から大量の先走り汁を洩らして、ペチコートに染み込ませていたのです。彼は僕のペニスをグリグリと回しながら僕を揶揄います。ニヤニヤと笑いながら、意地悪い目で僕の顔を覗き込みながら、気持ちいいのか?と僕を訊問するのです。

T 「ああ...はい、Sさま。もうイカせて...埒を開けて下さい」

 Sは、その悪魔的な手の動き、指の動きで僕の体を高ぶらせ、そして絶頂の寸前で放り出すのです。それを繰り返されながら屈服の言葉を強要されるのは拷問以外のないものでもありません。屈辱を与えることで僕のプライド・自尊心を痛めつけるSの”責め”...僕はそれを折檻という言葉で認識するのでした。S自身も”調教”という言葉と同じくらいに”折檻”という言葉を使っていました。「さあ、今日の調教を始めよう」とか「今日の折檻は厳しいぜ」とか......そんな折檻に屈服させられ、射精の快感に涙して歓喜の渦に飲み込まれるたびに、僕はSの性奴隷に落とされたことを思い知るのでした。

ー同性の手でイカされて...生まれてはじめての感覚!ー
 Sの責め...左右の手指を使った彼の性器責めは、その厳しさ、容赦なさ、そして意地の悪さのため、僕には折檻としてしか認識できないものでした。同性のSが粛々と進める性器責めは、妻との性行為では決して得られない、僕自身の手淫でも絶対に得られない強烈な快感を引き起こしました。Sがそんな僕の心を見抜いているように最後の責めに入ると...僕は急速に迫り上げられ、追い詰められ、そして遂に大量の精液を放出するのでした。ペニスを包むペチコートから精液がジュクジュクと湧き出してきて...ペニスが脈を打って震え、強烈な快感の波が脳髄を繰り返し痺れさせました。目眩がするような鮮烈なその感覚は、僕が生まれて初めて経験するものでした。それは単に肉体的な快楽......単なる射精の快感......ではありませんでした。それならば、これまでに妻の身体で徹底的に追求して、その最大値を達成済みであると僕は信じています。Sが僕にした責め折檻は......

ーマゾの身体と心を掴まれてー
 Sの僕に対する折檻は、僕の性感をいじめ抜いただけでなく、僕の自尊心を徹底的に嬲り抜いたのです。射精の快感が屈辱の思いに塗れていたからこその強烈な感覚でした...同性の友人にスカート姿を見られたのも初めてなら、そのスカートの中の恥ずかしい秘密を知られたのも初めて、さらにその同性の手で性感を弄ばれ、その手でいかされたのもはじめてでした。初めてだったからゆえの鮮烈な感覚?...いいえ。そうじゃないんです。僕が中学生以来ひそかに心の陰で育んできた女装マゾヒズムを、この日、Sにガッシリ掴まれてしまったのでした。同性にスカート姿を見られ、縛られ、拷問され、性感を嬲られて強制的に射精させられるという被虐妄想の極致が現実のものとなった瞬間!......しかも下克上という凄惨で陰湿な状況!......僕はもうSから離れられないという予感がありました。

S 「へへヘ...どうだ、T?...俺の指もいいだろう?...奥さんにシゴいてもらうよりいいんじゃないのか?...よし、そこに立て!」

T 「はい、Sさま」

 Sは最後までペチコートで僕の性器をくるんでシゴキ抜いたので、精液がベットリ付いていました。ストッキングも靴下留めも汚れていました。僕は後ろ手に縛られたままベッドから立ち上がって、Sの前に立ちました。捲り上げられていたスカートも汚れたペチコートも、自然と下に降りました。そのペチコートの汚れがスカートの中で太ももに触れて、とても不快な感触だったけど、Sは許してくれませんでした。僕のスカートの前を川ベルトの先で突いたり軽く打ったりしながら、彼は言いました。

S 「これからたっぷりと時間をかけてお前を嬲ってやるよ。覚悟しろ、T!......死ぬまでお前をいじめ抜いてやる。辱め抜いてやるよ。今までの礼をたっぷりと返してやる」

T 「か、堪忍...堪忍して下さい。性奴隷として一生懸命奉仕しますから、お願い、許して...ひどいことはしないで......」

S 「いい心がけだ、T。これからお前をみっちりと拷問にかけて、いやでも従順な性奴隷に落としてやるよ。俺に対して従順な変態女装マゾの性奴隷にな。へへへ、いい気味だぜ。あのプライド高いTが、俺のペニスに跪いて許しを乞うことになるんだぜ。そんな惨めな光景、奥さんに見せてやりたいな。ビデオで撮影しておまえの会社に送りつけてやるよ」

T 「それは......それだけは勘弁してください。それだけはしないで」

S 「分かってるよ。心配するな。その代わりお前は俺の奴隷になるんだぞ!」

T「は、はい。Sさま。純子はSさまの従順な性奴隷なりますわ」

S 「お前さ、さっきの射精で終わったと思ったらダメだぞ。甘いんだよ、T!......今日の折檻は長引くぜ。これから奴隷特訓だ。Tが俺の性奴隷だっていうことを、おまえの身体と精神に刻み込んでやるよ。一生消えない奴隷の焼印だ......ところで...」

 Sは何か思い出したようで、ボツボツとこんな話をし始めました。


おまえさ、こんな話知ってるか?...昔の映画の話だ。ナチの時代にな、フランス人かユダヤ人の若い女がゲシュタポに捕まって拷問され
るんだ。ゲシュタポの係りのやつがサディストだったんだな。女はさんざん辱められて、それこそセックスの奴隷として調教されたのさ。
そして、ドイツが負けて女も解放されたんだな。それからずっと後になって女は結婚して、どこか田舎の町のホテルに泊まるんだ。暗い
雨の夜にな。そしてあのゲシュタポの男に再会するんだ、ホテルのロビーで偶然出くわしてさ。

で、その夜、女は亭主に知られないよう部屋を出て、その男の部屋に行って男の前に立つんだ。強制されてではなく、自分から進んでだ
ぞ。つまり女はマゾだったんだ。最初からそうだったか、それとも、男に辱められながら拷問されるっていう調教の体験でマゾに育てら
れたのか、それは分からない。とにかくその時のことが忘れられなかったっていうことよ。身体と心に刻み込まれた被虐の歓びってやつ
だな。


 Sはそんな話をしながら、僕のペチコートやスカートを直して、ベッドに座らせてくれました。僕は彼の話を聞いてその女性にすっかりなりきってしまい、きっと潤んでいた目でSを見つめました。彼も僕の目を見つめながら、意地悪な口調で囁きました。

S 「お前にもこれから教えてやるよ。マゾの歓びをさ...いたぶられ辱められる歓びを...一生かかって教えてやるよ、純子さん!みっちり拷問にかけてお前を従順な女装マゾ奴隷に調教してやるよ」

T 「・・・・・・」

 僕が黙ったままでいると、バシッ...バシッ...僕は往復ビンタを受けて、顔が右に左に振り切れました。

S 「感謝しろよ、T!...お前に身体の歓びを教えてやろうっていうんだぞ。感謝しろッ!」

T 「は、はい、Sさま。あ、ありがとうございます。どうぞ僕に...純子に教えてください。純子を拷問にかけて、Sさまの従順な性奴隷に調教して下さいませ。お気の済むまで純子を折檻して下さいッ!」

ー奴隷契約書ー
 その日、性奴隷に落とされた儀式の後で、僕はSに言い渡されました。次の調教までにお前の手で奴隷契約書を作って署名捺印し、それを持って来い、と。文面はお前に任せるとも。

S 「俺がそれを見て承認できる内容なら、俺も署名捺印して、お前は正式に俺の性奴隷だ。契約書だから法律で縛られるんだぞ。Tは俺の性奴隷だと。楽しみだなあ、おまえが書いてくる奴隷契約書が。フフフ」

 その次の調教の日、僕は言われた通り奴隷契約書を作成してSに見てもらいました。文面は僕が考えました。被虐の欲求に衝き動かされて一気に書き終えたものです。ここまで書いてよかったかどうか...自分に問いかけてみる余裕はありませんでした。





 Sは僕を壁際に立たせ、声に出して読むように命令しました。スカート姿で立たされて...恥ずかしいスカート姿を見られながら、僕はこの恥ずかしい文章を読まされたのです。Sはニヤニヤしながら楽しんでいました。僕を辱めて楽しんでいたのです。僕が最後までなんとか読み終えると、Sは満足したようでしたが、最後に言ったのです。

S 「これでいいだろう、T。だけど、最後の部分にはこう付け加えろ。『私のプライバシーはすべてSさまに公開し、その内容についてはSさまがご自由に変更・追加・削除できることといたします』...いいな、T?...これでお前は完全に俺の性奴隷に落ちたんだ。うれしいだろ?」

 その次の調教の日、僕は奴隷契約書の改訂版を持参しました。また彼の前に立たされて、恥ずかしい文章を声に出して読まされる...そう思って、僕はその日、彼のアパートで思い切り短いフレアスカートを選びました。バイアスチェックのフレアミニ...恥ずかしいスカート姿を見られながら、僕の倒錯したマゾ心を丸出しにした奴隷契約書を音読させられたのです。僕のいやらしい、淫らな、変態的な精神を晒しものにされたのです......




 Sは非常に満足して署名・捺印してくれました。僕にも署名・捺印するよう命令しました。僕はこれですべてをSに奪われました。性奴隷としての契約3項目は覚悟していました。でも、私生活のすべてをSに管理されることまで想像していませんでした。家の鍵も、給料明細も、預金通帳も印鑑も実印もすべてSに管理されるのです。ああ...Sをご主人さまとする奴隷契約書!...ここまで落とされてしまった...僕は気が遠くなるようなめまいを覚えました。とても甘い情感の中での被虐のめまい...

ー調教の日々ー
 Sによる僕の性奴隷調教が始まりました。調教とは折檻です。拷問です。性的な辱めです。日常生活の中で、月に一度くらいは有給休暇を取らされて彼のアパートに呼び出され、厳しい調教を受けるのです。ホテルの部屋と違って彼のアパートには、女装男性を折檻して辱めるための小道具・大道具が揃っています。普通の日の昼休みにも10分、20分単位で呼び出されて調教されるのです。女装用のスカートやトップス、各種ランジェリーの一部は彼のアパートに置いてあります。調教の時は女装させられることもありますが、全裸で縛られて調教されることもあります。10分、20分でも調教は可能なのです。むしろ、いつも僕に調教を意識させるということが、Sの意地悪な目論見なのです。被虐感をそそられた僕が発情して次の調教を待ち望むようにしむける...それが彼のやり方です。
 Sによる僕のそんな調教は、もちろん妻は知りません。Sもそのあたりのことには気を使ってくれて、調教で僕の肌に鞭を入れる時は、妻には見られないところ...たとえば外からは見えにくい太ももの内側とかブリーフで隠れるお尻など...を選んでくれるのでした。熱蝋拷問もお尻や性器、下腹部などで、乳首や背中はきれいなままで残してくれました。調教では淫具で性器や肛門を弄ばれたり、ウシロを筒具やSのペニスで犯されたりするのですが、これらは妻にばれる恐れはありませんでした。緊縛の痕だけはどうしても残るので、妻の目から何とか隠すのに腐心しました。妻が僕とSの性的な関係を知ったらどう思うか...きっと軽蔑と幻滅をあからさまに示して僕から去って行くでしょう。それだけは絶対に避けなければならない......これは僕とSだけの秘密なのです。僕の性奴隷調教は、ほぼ1年です。外歩きの時以外、調教はウィッグもマスクなしで行われます。Sは僕が男モードの短い髪と醜い顔をしていながらスカートを穿いて女装している姿が性的な好みなのです。彼の嗜虐の絶好の対象なのです。今日もこれから彼の折檻を受けるのです......
  
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