夫婦奴隷の日々の生活:舞台は釧路へ
その年...年末から年始にかけて僕と裕子が夫婦奴隷として調教されたその年...の春、僕たち夫婦は一ノ瀬が住む釧路に転居しました。正確には、二人とも勤め先を辞めさせられ、釧路への転居を命令されたのです。僕たち夫婦の生活の全てが一ノ瀬の監視下に置かれるようになったということです。彼は父親の薬品卸の会社を継いで社長に納まっています。従業員20名弱の典型的な地方の中小企業で、そのうち8名は親戚縁者という同族企業でもあります。社屋はJR釧路駅の北側に広がる市街地の一角にあり、駅まで徒歩でも10分くらいの所です。僕たち夫婦は生活のために彼の会社で雇われることになりました。一ノ瀬と交わした奴隷契約書で、僕たち夫婦はすべての財産(銀行預金、家、土地など)を彼に取り上げられています。
―澤村も釧路へ―
アカシアの花が咲く頃、澤村も釧路に引っ越して来ました。彼は一ノ瀬の会社の釧路空港支所の所長として勤務することになったのです。社長の意向でした。僕はそれまでの3ヵ月間、本社倉庫で勤務していましたが、彼の着任後は同じ空港支所で、会社公認の女装秘書として澤村所長に仕えることになりました。公私にわたって澤村に仕えることになったのです。公的には秘書として、私的には彼の性奴隷として...なお、妻の裕子は、本社で社長秘書として一ノ瀬に仕えています。一般の女子社員には制服がありますが、妻には別に特別な制服が与えられています。女子社員たちに秘書が特別な存在であることを認識させ、秘書に対する嫉視と憎悪を醸成するための社長の姦計でした。秘書を残して社長が出張するようなとき、妻は彼女たちから陰惨なリンチを受けているようです。
―形ばかりの夫婦生活―
僕と裕子は釧路に2LDKのマンションを借りていて、同じ部屋で生活しています。もちろん二人はいつもスカート姿です。しかし、夫と妻は他人同士として暮らさなければならないのです。例の離婚届は婚姻届とともに、いつでも役所に提出できるようにして、一ノ瀬がしっかりと保管しています。実際にその時が来るまで、僕と裕子は形式上の夫婦として今までどおり一緒に暮らすよう命令されているのです。いっそ妻を奪い去られた方が楽なのに...
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―夫婦の性行為は禁じられて―
夫は毎日、妻のスカート姿を見せつけられて発情させられます。スカート姿だけでなく、妻はエプロンやカチューシャ、シュシュ、ストッキング、室内履きパンプスなどのアイテムも着用して夫の性欲を焚きつけます。それなのに一ノ瀬の厳しい命令で、夫はムラムラしても、妻とセックスすることはもとよりキスや抱擁、接触のすべてが禁止されています。妻のスカートの中を覗くことも検めることも禁止です。もちろん妻の裸体を見ることも下着姿を見ることも禁止です。そんな状態での妻との夫婦生活!...夫にとっては生き地獄以外の何者でもありません。これは夫婦奴隷としての僕と裕子を精神的にいたぶり嬲り抜こうという一ノ瀬の姦計なのです。妻の白い左手薬指には一ノ瀬との結婚指輪がいつも意地悪く光っています。
―監視される夫婦生活―
家の中には10台の対話型監視カメラが据え付けられていて、常に監視されています。リビングに3台、寝室に3台、キッチン、玄関、トイレ、ユーティリティに各1台。リビングと寝室の3台のうち2台は自動追尾機能を持ち、妻と夫の動きをそれぞれが監視します。カメラはインターネット経由で一ノ瀬と澤村に同時接続しています。彼らの前では僕たち夫婦にプライバシーはいっさい存在しないのです。でも、もっとつらいことは、仮に家の外のどこかで...たとえばホテルとかカラオケボックスで...夫が妻に何かをしかけても、妻はすべてを一ノ瀬に訊かれるままに話してしまうことです。夫の僕にはもう何もできません。妻は一ノ瀬にすっかり馴致されてしまっているのです、忠実・貞潔な妻として...そして従順な性奴隷として。月に何回か、妻は一ノ瀬に呼び出されて外泊して来ます。妻は時々、澤村にも犯されているようです。もちろん一ノ瀬の意向でしょう。僕と妻は、性奴隷として夫婦で彼らに服従させられているのです。
―自慰行為も管理されて―
土日祝は原則として澤村の男妻として仕えます。僕は彼の性奴隷でもあり、労働奴隷でもあります。家にいる時と同じような家事労働が課され、その後で厳しい調教にかけられます。澤村の性欲...僕のような同性の女装子を性的に責め苛もうとする嗜虐欲...は人並み以上に強いのです。週日も電話で呼び出されて性的奉仕をさせられることがしばしばです。澤村の調教が休みとなり、同時に妻も一ノ瀬への性的奉仕から解放される時がごくまれにあります。月に一度くらいですが、夫婦二人で気まずい沈黙の時間を過ごします。そんな時は一ノ瀬の命令で夫婦で指定されたSM映画を見させられます。夫のマゾヒズムのツボを的確に衝くストーリーと女優の演技、緊縛とさまざまな責め具...夫は画面を見たり隣に座っている妻の顔や脚を見たりで、すっかり熟しきった心と体に追い込まれます。妻のスカート姿を見せつけられて、夫は自分のスカートの中でからだを硬くします。時には、帰宅後、一ノ瀬の命令で妻から屈辱的な折檻と辱めを受けることもあります。でもどんな時も、射精はもちろん手淫・自慰行為まできびしく禁じられているのです。
―澤村の男妻として―
そもそも夫は澤村の男妻として、性奴隷として、厳しく躾けを入れられていて、彼の許しなしで射精、いえ、アクメの快感を貪ることはきつく禁じられています。しかも澤村が射精禁止の令を解いてくれた時でも、一ノ瀬が直接あるいは妻を介して間接的に僕の射精を禁止することもあるのです。たとえばここ半年ほどの僕の射精実績は全部で5回、2日続けて許されたこともある一方で100日の射精禁止期間を設定されたこともありました。つらさと悩ましさと屈辱の思い!...でも、僕は澤村と一ノ瀬の命令には絶対服従を強制されているのです。逆らえば恥ずかしい事実と証拠映像をネットで公表されるだけでなく、親兄弟知人に個別に知らされるのです。でもこれは最終的な処置に過ぎません。そこに到るまでには他の多くの罰が多数用意されていて、これらが僕の不服従に対する絶大な抑止効果を持っているのです...
―絶対服従の夫婦性奴隷―
僕たち夫婦が、あるいは僕が一ノ瀬の命令に背いた時や澤村の命令に不服従だった時、それぞれの当事者には厳しい制裁が加えられます。平手や拳、縄や鎖、鞭や笞や熱蝋などの暴力を用いて肉体的苦痛を与える私的制裁...リンチです。今までの生活では、これらが適用されるのはもっぱら夫の僕です。しかし、マゾの僕にはこれらの罰がそれほど懲罰的効き目がないことを彼らは熟知しています。彼らが思いついた陰湿な懲罰...それはスカート姿の僕を町中に置き去りにすることでした。一度だけ、僕が妻の尻をスカートの上から撫でたことがありましたが、妻がそのことを一ノ瀬に告白したため、僕は短いスカート姿で一人、動物園内に置き去りにされました。ひと目につく赤いフレアスカートで、ウィッグもマスクも許されないのです。バッグには釧路駅までのバスのお金だけ。タクシーは使えません。好奇の視線、軽蔑の視線に耐えながら、駅からは歩いて帰らなければなりませんでした。次に逆らったら、札幌の夜のススキノで置き去りにすると言われ、さらに逆らったら東京の夜の歌舞伎町で置き去りにすると宣告されています。もう僕には逆らう気力はありません。夫婦で逆らったら、妻は全裸で釧路駅に置き去りにされると脅されています。だから彼女は一ノ瀬に絶対服従を強いられています。というか、残念ですが妻はもう一ノ瀬の忠実・貞潔な妻として生きており、その命令に背くはずもないのです。僕たち夫婦は支配者二人に絶対服従です...
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僕と裕子の奴隷夫婦としての生活、男妻としての僕と澤村の夫婦生活、そして妻・裕子と一ノ瀬の爛れた性生活。そのすべての舞台は一ノ瀬の町、釧路を中心とする道東に移ったのでした。
会社勤めの日々
一ノ瀬の経営する会社で、僕は空港支所で澤村所長の女装秘書として、妻の裕子は本社の社長室つき秘書として、それぞれ働くことになりました。本社では一ノ瀬の弟・武夫が経理を担当していますが、裕子が札幌で勤めていた農協連合会の経理での仕事が評価されて、社長室と経理部のリエゾン役を期待されたのです。僕は名ばかりの秘書で、単なるヒラ社員、職場も本社からは離れた空港支所の所長室、そこでの労務管理や在庫管理、その他雑用が僕の仕事です。数名の正社員と十名ほどの非正規社員の職場で、営業の社員や出入りの業者との対応も僕の係になっています。本社では武夫のほかに一ノ瀬の姉・明子が総務、従弟や甥など3名が営業で外回り、その他に営業内勤として若い男女が合わせて二十人くらいが働いていますが、ここは実質的には一ノ瀬一族の会社なのです。初めて出社した日、その日の朝礼で僕と妻はみんなの前で社長自らから紹介されました。僕は紺色のフレアミニスカートに白無地ブラウスにタイというコーデ。妻は黒の膝丈ジャンバースカートと光沢のある幾何学模様プリントブラウスに白いカーデガンでした。黒いジャンスカは秘書の制服(社長好み)だそうです。スカート姿の僕はウィッグなしの男モードのままでした。夫婦でみんなの前に立たされて、一ノ瀬が話し始めます。
―女装の秘書として紹介―
社長みずから僕たち夫婦を新入社員として紹介する朝礼の場。それは単なる事務的な手続きというよりどこか一ノ瀬社長の隠微な嗜虐趣味を感じさせるものでした。言葉遣いこそ丁寧で紳士的でしたが、表情や口調の端々には、僕たちを公開の夫婦奴隷として扱うようにとの社員への暗黙のメッセージが込められているように僕には感じられました。
一ノ瀬 「では新しい仲間を紹介します。今日から入社された高原夫妻です。彼は高原、高原基之。僕の大学の時から二十数年来の友人です。奥様の裕子さんも大学で同期です。皆さまご覧の通り高原は女装が趣味、というか彼の場合、ファッションとしてのスカートは男性にも認められるべきだというのが生活信条なので、それを尊重して会社でも女装のまま働いてもらおうと思います。仕事は空港支所での所長秘書としての業務の他、労務管理、在庫管理です。本人は中林純子という雅号を持っているので、周りからもそう呼んで欲しいとのこと。声掛けのときは純子さんと読んであげて下さい。なお奥様は社長つきの秘書で、社長室で働いてもらいます。ちなみに奥様は男装ではなく通常の女性の服装で出勤してもらいたいものです(笑)」
―妻から引き離されて―
僕を空港支所に追いやったのは、一ノ瀬の奸計でした。もともと澤村の性奴隷として苛めや辱めを受け続けている僕ですが、さらに澤村所長の秘書とすることで、仕事の上でも苛めや辱めを受けることになるのです。ほかの社員の目の前でスカート姿で立たされ、叱責され罵倒され辱められる日々。さらに社長秘書に任命された妻と引き離されて、社長と妻の関係に疑心暗鬼となって嫉妬に悩まされるのです。つまるところ、これは僕を苦しめ辱めるための職場です。最初のうちは誰もが遠慮がちに僕と接していましたが、少しずつ好奇心をあらわにして僕に話しかけるようになりました。彼ら男女の好奇心は僕の服装だけでなく、当然のことですが、僕と裕子の夫婦関係にも及びました。僕は妻から離れた職場に追いやられ、妻は密室のような環境で社長と長時間二人きりで何やら楽しそうでもあり、困惑しているようでもあり…僕は彼らの好奇心を真正面から受け取り、彼らの期待に添うような返事と態度を進んで提示しました。会社で聞かれたことは誰に対しても正直に答えるよう澤村から厳しく命令されていたのです。会社であったことはすべて彼に報告しなければなりませんでした。彼は一ノ瀬からも情報を取っていましたから、隠したり誤魔化したりすることもできなかったのです。
―社内で知られてしまった被虐趣味―
ひと月もすると、社内の男女社員は僕の行為の端々、言葉の端々に見え隠れするマゾヒズムに感づくようになりました。入社の日に中林純子こと高原という新入社員のスカート姿は時代先端的なファッション・スタイルだと社長は説明していたけど、あれは単に女装マゾなのじゃないかなあ?...所長室で時々鞭か笞で肌を叩く音が聞こえるわよ。ピシリッ!...ピシリッ!...って...純子さん、どこを叩かれてるのかしら?...きっと尻だろうよ。叩かれて怒らないなんて、やっぱりマゾ?...僕が表だって自分のことをマゾだなんて言ったことはありません。みんなの前でマゾヒズムを認めたこともありません。でも、ある日の昼休み、男子社員が2,3人集まってスマホの画面を見ていた時のこと、ちょうど僕が通りがかると、一人がそのスマホを僕に向けたのです。小さな画面の中で長い髪の女性が全裸で縛られて白い尻にムチを入れられている映像が...僕は思わず立ち止まって見入ってしまいました。ほんの10秒か20秒だったけど、僕の目は発情で潤んでいたかもしれません。「あれ?...純子さん、こういうの好みなんだ?...」という声。僕はうなだれて「そんな...ことありません...いえ、知りません」と呟いて、急いで離れたのでした。
―妻まで差し出す被虐趣味―
所長室で縄で厳しく縛り上げられて鞭打たれたり、あるいは性的な辱めを受けたりする...そんな肉体的なマゾヒズムであれば、それは単なる女装マゾでしかありません。男が男を性的に弄ぶ倒錯した背徳の関係...でも僕は、そんな月並みな被虐趣味のみならず妻を奪われて性的快感に酔い痴れるという精神的なマゾヒズムまで知られてしまったのです。本社との行き来の中で、男女の社員がさまざまな光景を目撃していたのです。僕が妻を...裾が朝顔のように広がった黒いミニ丈ジャンバースカートという制服姿の妻を...後ろ手に縛って社長の前に差し出しながらへこへことお辞儀をしてへつらっている情けない夫の姿...そしてその妻が社長にさんざん辱められた挙句に犯されている前で恍惚としている女装夫の姿...夫婦二人だけでいる時の僕と裕子のぎこちない態度が一つの社内伝説を作り上げていきました。それは僕が所長の性奴隷あるいは男妻として仕えていること、妻の裕子は社長の性奴隷として仕えていること、そしてここが伝説の肝なのでしょうが、僕たち夫婦が社長命令でセックスを禁じられている、夫が妻の下僕あるいは労働奴隷に落とされている、ということを仄めかしているのです。とまれ会社のほぼ全員が僕の倒錯した異常性向を知るようになりました。
―夫婦に向けられる視線―
当然のことですが、社員の間で僕に対する嗜虐心が高まって行きました。でも、彼らは一ノ瀬社長からきつく命令されていて、僕に手を出すことは絶対にできなかったし、今もできないのです。きっとその分、彼ら同性から僕のスカートに向けられる視線は意地が悪く、陰湿・凄惨なものなのです。女性社員も僕のマゾヒズムのことは知っています。が、変態女装マゾの僕に対する肯定的、好意的な視線は皆無で、仕事上必要な時を除いては全く無関心を決め込んでいます。むしろ彼女たちの意地悪で攻撃的な視線は同性である妻に向けられているようです。一ノ瀬はそんな風に社員からいじめられる僕と妻を見て楽しんでいるのでしょう。男女社員の嗜虐的な鬱屈のエネルギーはもう溜まりきっているようです。彼ら、彼女らの視線を見ればわかります。僕も妻もそれぞれが淫虐なリンチにかけられる時も遠くないでしょう。誰かが僕の中林純子という名前から、ネットで同名のギャラリーに行き着いてしまえば、僕の異常な倒錯したマゾヒズムのすべてが知られてしまうのです。きっとその翌日には僕たち夫婦は縄目の恥辱を受け、地下の拷問室へと連行されるでしょう。その日は迫っている...僕たち夫婦はこの頃毎日その恐怖を話し合っています・・・
夫婦の家庭生活
僕たち夫婦の家は、一ノ瀬邸のある高台から海へ向かって坂道を下りた辺りに建てられた一軒家です。彼が大家ということで、家賃は無料。夫婦奴隷の飼育小屋というほどの心づもりなのでしょうか。僕の勤務は朝10時から午後5時まで、妻は朝9時から午後6時までです。僕は妻裕子の労働奴隷として、食事と買物以外の家事のすべてを行います。掃除、洗濯、食器洗い、風呂の清掃と準備、トイレ掃除、その他が毎日の労働です。と同時に僕は澤村の性奴隷であり、かつ彼の労働奴隷でもあるのです。性奴隷調教は随時…彼の性欲が亢進した時…ですが、毎週土曜日には彼の一週間分の洗濯、部屋掃除、食器洗い、便所掃除を強制されています。彼のアパートは、僕たち夫婦の家から海沿いに岬方向へ歩いて5分ほどのところにあります。仕事に粗相があると、きびしい折檻が待っています。僕はスカート姿、特に仕事がしやすいようミニスカートのことが多いのですが、そんな僕への折檻はしばしば調教に移行します。家に返してもらえない時もありますが、妻は妻で一ノ瀬と食事に行ったり映画に行ったりして楽しんでいます。彼は妻を前あるいは後ろから深々と犯して性器の快感を味わう前のプレーを心ゆくまで堪能しているのです。折檻・調教される僕、妻を弄ばれる僕はいつも発情させられています。射精は短くても10日、長い時はひと月以上禁止される性奴隷の身です。
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―夫の身体を思う妻の言葉―
体も心も一ノ瀬に奪われてしまった裕子ですが、僕に対する愛情は今まで通り、いえ、今まで以上に強いエモーションが感じられます。それは性愛ではありません。性愛は一ノ瀬に完全に奪われてしまった裕子ですが、長年一緒に暮らしてきた夫への友愛の情、妻に捨てられた夫への憐憫の情、そして妻の愛人である一ノ瀬の性奴隷に落とされた夫へのうしろめたさの情などが、日常生活での妻の言動を支配しているようです。もっとも夫が澤村の性奴隷として調教を受けているという状況に対してはきわめてシニカルで批判的でもあります。夫が澤村の調教から帰宅した時などにスカートの中で両脚をつらそうに捩じったりしていると、「何かつらいこと、されてるの?」と優しい声で聞いてきたり、「折檻って...どんなこと、されるの?」と好奇の目を輝かせて問い詰めたりするのです。妻の声、妻が選ぶ言葉...それらが猛烈に僕の性欲を燃え上がらせます。でも、僕は射精はもとより自慰行為のすべてを禁じられた身なのです。妻は無意識のうちに夫を生き地獄に落とすのです。なお僕たち夫婦の姿と会話は監視カメラで一ノ瀬と澤村にいつも筒抜けです。
―夫の心を弄ぶ妻の言葉―
休みの日でも妻は電話で一ノ瀬に呼び出されることがしばしばです。夫の僕と楽しい時を過ごしている時でも、妻はご主人さまである一ノ瀬の声を聞いたとたんに従順な奴隷の表情になります。さっきまで笑い合っていた夫など、今は目の前にいるどこにもいないかのようにご主人さまの言葉に全身全霊を傾けています。その時の従属的で清楚な妻のスカート姿!...夫の僕は性欲を刺激されます。でも、射精も自慰行為もすべて一ノ瀬に、そして澤村に管理される身である僕は、誘惑に耐えるしかないのです。夜遅くに一ノ瀬の所から戻った妻は「明日は高原を拷問にかける、って言ってたわ」と言って微笑むのです。高原の射精を徹底的に管理してうんと苦しめてやるんだと一ノ瀬が寝物語に話していたと言って、「男の人って女より残酷なのね」と呟くのです。あげく「一ノ瀬くんと澤村くんに入れ替わり立ち代わり犯されたわ、三日間」と言って俯くのです。その細い肩を抱きしめたいけど、妻の体には一切触れてはならない、との掟に縛られる夫です。掟破りは絶対にダメ、それは夫自身のためというより妻のため...妻がさらなる辱めを受けることがあってはならないのです。なお僕たち夫婦の姿と会話は監視カメラで一ノ瀬と澤村にいつも筒抜けです。
―リンチを受けた妻を気遣う夫の言葉―
妻の裕子は、本社で社長秘書として一ノ瀬に仕えています。社長との親密ぶり、破格の給料、特別待遇の勤務時間や休暇取得。いつも社員からは好奇と羨望と嫉妬の目で見られる存在です。特に女子社員からは憎悪に近い感情で見られているようです。そのことは僕が時々一ノ瀬に本社に呼び出された時などに社内の雰囲気として肌で感じるのです。社長の裕子へのさまざまな優遇、特に妻に与えられた特別な制服は一般女子社員のそれとは比べものにならないほどの清楚さを強調するもので、女子社員たちに秘書が特別な存在であることを認識させ、秘書に対する女子社員たちの嫉視と憎悪を醸成するための社長の姦計でした。社長が一週間ほど東京に出張した時のこと、いつものように出勤した妻は女子社員たちに囲まれて地下の取調室に連行されました。もっともらしい理由は告げられましたが、要は日ごろの彼女たちの鬱憤をはらすための私的制裁だったのです。一言「リンチされてるの...同性のみんなから」と言うだけの妻。一週間にわたってどんなリンチを受けたのか、妻は事細かに話すことはありませんでした。が、言葉や仕草の端々から、女同士の淫らで陰惨な責め折檻、性的な拷問・辱めが妻に加えられたことは確かでした。帰宅すると食卓に突っ伏して泣きじゃくるので、「何かつらいこと、されてるの?...そのスカートの中...」と聞いてみたり、「リンチって...どんなこと、されるの?」と聞いても何も言わずに肩を震わせている妻。そんな妻を抱きしめることすら禁じられている夫です。「女って男より残忍で陰湿だな」と返すのが精一杯でした。なお僕たち夫婦の姿と会話は監視カメラで一ノ瀬と澤村にいつも筒抜けです。
―夫婦の間の順位について―
昨年暮れから今年正月にかけての一ノ瀬邸での調教で、僕の指から没収された指輪はサイズ直しに出され、刻印も僕のイニシャルから一ノ瀬のイニシャルに変えられて、彼の指におさまっています。裕子の指輪も、僕のイニシャルが削られ、代わりに彼のイニシャルが入りました。僕と澤村の指には新しい結婚指輪が嵌められています。妻は一ノ瀬の愛人として仕え、僕は澤村の男妻として仕える生活。そんな僕と妻は、性交はもとよりどんな形での性的行為を禁じられながらも、外見上は夫婦として釧路の町で暮らしているのです。慣れてしまえば、性的な事柄以外では、これまでどおり仲のいい二人の生活...以前にもお話ししたように、僕たち奴隷夫婦は一ノ瀬によって順位が決められています。
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つまり夫である僕は妻の奴隷なのです。現に僕は、文字通り妻の労働奴隷としての生活を強いられています。でも女装マゾの僕にとっては苦痛でも何でもありません。むしろその境遇を楽しんでいると言えるでしょう。さらに仲のいい二人は、この主従関係を逆手にとって各自の性的快楽を追及するようになったのです。妻はもともとSの気があり、僕は真正のMなので相性はいいのです。妻は一ノ瀬や澤村とは独立に僕を苛める歓びを知ったようなのです。もちろん家の中はくまなく監視カメラで見られていますから、僕たち夫婦がどんな淫靡な交渉をしているかは一ノ瀬も澤村も承知です。僕が妻に手を出すことはタブーですが、妻が僕を苛め辱めても、それは夫婦のSMショーとして、むしろ彼らの楽しみになるはずなのです。次の調教のネタとなるのです。
―妻に辱められる女装夫―
妻が夫をどう扱おうと、それは夫婦間の出来事です。僕たち夫婦の姿と会話が監視カメラで一ノ瀬と澤村にいつも筒抜けであるとしても、妻は自由に夫を性的に調教し躾けを入れる権利を彼らから与えられているのです。夫の体を傷つけることは許されないにしても、夫を苛め辱める権利、もっと言えば夫を苛め辱めて妻自身の性的快感を愉しむ権利は認められているのです。ところで以前にもお話ししたように、学生時代から僕と一ノ瀬とで意見の違いというか、幼いながらも思想の違いというか、そういうものがあったことは事実です。それは政治的立場にも、生活態度にも表れました。僕と一ノ瀬は、生活では友人であり得ても、思想では敵だったのです。僕が裕子と結婚した頃は、彼女は僕の側に立ってくれていました。でも肉体で一ノ瀬に屈従させられた妻は、今では精神や思想でもすっかり一ノ瀬の側に立つようになっています。学生の頃とは時代も変わり、社会は一ノ瀬の考えていた方向に進んでいるように見えます。僕は思想面でも一ノ瀬に敗北したのでしょうか。とまれ一ノ瀬と妻は勝者の立場、優位の立場から敗北者の僕を見下ろして来ます。妻と二人きりの部屋で妻の前に立たされ、スカートの前を捲り上げさせられ、発情した性器を丸出しにされたまま、妻から僕の価値観、倫理観、思想の欠陥をあからさまに論われ、非難され、叱責される屈辱!...それは単なる性的辱め、肉体的辱め以上に僕の心を深くえぐってくるような、とてもつらい辱めです。そんなつらさにもかかわらず、性器が発情勃起を続けるという男の体、生理の悲しさ!
夫婦奴隷生活の今
まもなく巡って来る春で、僕たち夫婦奴隷の釧路での生活は4年になります。この手記のパート16の最後に添えた後日談からさらに2年が経ったのです。その間、僕は前立腺癌を診断されて前立腺全摘手術を受けました。その結果、中枢性勃起の機能不全となって、頭で興奮しても性器は勃起しないというみじめな身体に落とされてしまいました。長年にわたってご主人さまの命令に背いて勝手に射精の快感に酔い続けた罰...許可無く射精を繰り返した罰...だとの見方をする方もおられます。「女にしてあげるわね。これからは女としての辛い性奴隷生活が始まるのよ」とのご主人さまの意地悪なお言葉も...でも、術後数週間で分かったことは、性器や陰部、太ももの感覚は正常なこと、そして、性器を直接刺激することで勃起すること、さらにその刺激を持続することで射精、いえ、精液はもう出ないけど空打ちでの性的絶頂(アクメ)の快感をあじわうこともできるという奇跡でした。僕の体は性器を直接刺激することでイケるのです。あの快感の波に溺れることができるのです。そして、事実はそのとおりなのですが、僕の心にはご主人さまの意地悪なお言葉が深々と刺さったまま...さらにその後に頂いた「イキたくてもイケない体ね」というお言葉が僕のマゾヒズムの核心を射貫いたまま、そこに留まり続けています。なぜなら、ご主人さまのお言葉は実情を映しているから...女としての辛い性奴隷生活...イキたくてもイケない体...ああ...
―女みたいな夫―
勃起できると言っても、自分の手を使う手淫でなければなりません。妻の手で性器亀頭部(ペニクリ)をどんなに刺激されても勃起しないのです。ある日のこと、勃起しないくせにクリを弄られてよがる僕を見て、妻は「女みたいね」と言って僕を揶揄います。一ノ瀬のたくましく勃起した陰茎...彼の性奴隷として僕が何回もフェラを強要され精液を飲まされたあの陰茎...妻は彼の雄渾な性器を僕のみじめな性器と較べて僕を嘲り蔑むのです。ウウウ...口惜しい...正直みじめです。でも、一ノ瀬と僕の違いは事実です。くやしさに唇を噛んで俯く僕の顔を、それまでペニクリを弄っていた妻の白い手が持ち上げられたかと思う間もなく、バシッ!...バシッ!...往復ビンタが飛びました。ウウウ...勃起しない性器への苛立ちを僕にぶつけてくるのでしょう。仮に勃起しても性交は許されないのに、自分の努力が報われないことへの苛立ちなのでしょう。僕まで男のくせに涙が湧き上がってくるのを止めることができませんでした。ペニクリをこうして妻に弄られると気持ちいい...でも勃起できない...ほんとに僕は女みたい...仮に勃起させてもらえても、射精は許されない性奴隷...
―妻の手で生殺しにされる夫―
僕の勃起は手淫でなければ起こらないのですが、リング型の性玩具で刺激することで勃起させることが可能です。自分で嵌めても、他人の手で嵌められても、どちらでも勃起とアクメが可能です。手術後も一ノ瀬、澤村による僕の性奴隷調教が今まで通りのやり方で続いているのはそのためです。彼らはさまざまな淫具を僕の体で試して楽しんでいるのです。淫靡な嗜虐欲を満たして愉しんでいるのです。妻も淫具を使って僕を苛めることがあります。ストレスのはけ口として僕の体が使われるのです。もちろん射精禁止が日常の性奴隷ですから、淫具を使ってイカせてくれるわけではありません。その逆なのです。淫らな性玩具で夫の性感を嬲るだけ嬲って、弄るだけ弄って膨張させて、アクメの直前まで迫り上げておいて、パッとスイッチを押すのですが、そのタイミングが実に絶妙です。長年にわたって性生活を続けたパートナーであればこそのタイミング!...夫の生理を知り抜いた上での性感嬲りです。延々一時間もこの責めを受けると、もう気が狂うほどの宙づり状態に悩まされます。いいかげん埒を開けて欲しい...嬲り殺しは堪忍...蛇の生殺しにような責めは堪忍...ひと思いに殺して欲しい...
―夫の壁オナニー―
女みたいな体。ふつうにしていては勃起しない僕のペニス。一つの屋根の下、妻のスカート姿を見せられ続ける夫は健常であれば勃起しまくって、とてもつらいはず。性交は禁じられていても、発情そのものは禁じられていないし、禁じようもないことです。でも、僕はそうではない。発情はしても勃起はしない体です。むしろ、それゆえに発情はさらに亢進するのです。でも、あからさまな手淫は禁じられています。この家のどこにでも監視カメラがあって、僕の行動は見られています。だから、女みたいに”角オナ”に走ってしまう...もっとも体の構造がそもそも違うから、僕が使うのは角ではなく壁です。体をピタッと壁に当てると、体重でスカートの上から性器が押されます。ああ...気持ちいい...ペニクリを壁に押さえつけ、壁に擦りつけ、壁に突き当てる...
―密告された夫の壁オナニー―
夫のこの壁オナニーを不審に思った妻が一ノ瀬に密告したのです。最初は妻に怪しまれることもなかったため、僕は味をしめたのでした。その快感ゆえにのべつまくなく壁に下半身を擦りつけている夫に妻もとうとう気づいたという次第です。一週間ほど、僕は壁オナニーに耽りました。それが一ノ瀬にバレた時、僕が受けた罰は上に書いた通りです。赤いフレアミニスカート姿で家や会社から遠く離れた市立動物園に一人置き去りにされたのです...そんなことがあって以来、家の中で夫婦で過ごす間の僕の自由は大幅に制限されることになりました。それまでパジャマで寝ていたのですが、キャミソールと短いペチコートが僕の寝間着となりました。そして毎晩妻の手で後ろ手に縛られるのでした。僕が手淫をしないようにとの一ノ瀬の命令でした。それでも僕が後ろ手縛りのまま下半身を布団に擦りつけたり、あるいはそんな素振りを見せるだけで、妻の笞が僕の太ももに入れられるのです。
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―男のための貞操帯―
つい先週、妻が帰宅するなり「一ノ瀬くんから渡されたの」と言いながら紙袋から出したのは男性用貞操帯でした。使うか使わないかは私がきめていいんだって。フフフ...こんなアイテム売ってるのね。驚いちゃったわ。ね。あなた、発情のつらさを慰めるために布団に下半身を押しつけたりしてるでしょ?...それってダメなのよ。一ノ瀬くんに言われてるわよね?...どんな形の自慰行為も厳禁だって。もし私が見つけたら私があなたの下半身に笞を入れなければならないの。それって面倒なのよ、はっきり言って!...妻はインターネットで男性用の貞操帯の存在を知って、一ノ瀬にその話をしたようでした。
妻「今夜、使ってみる?」
僕 「...アナル用のプラグもついているんだ...」
妻 「・・・ ・・・」
僕 「それ、着けても手は縛られるの?」
妻 「奴隷に縄は付きものじゃない?」
僕は妻の意地の悪い言葉に興奮しながら迷いました。妻が言うように、僕は夜中に目が覚めた時などに妻に隠れて(もちろん監視カメラを見ている一ノ瀬や澤村も寝ていて知らないうちに)下半身を布団に擦りつけて発情を慰めている、というのは事実です。この貞操帯を着ければそれはできない、でも貞操帯の拘束感も魅力でした。もちろんこの淫らなアナルプラグも...僕は着用することにして、居間から出て浴室横のユーティリティに行き、服を全部脱ぎました。ここにも監視カメラはあります。僕はまずウエストベルトを巻きつけ、後ろからTバックを股間に通し、プラグを肛門に押しつけてグッと押し込みました。ウウッ...勃起したペニスがつらい...でも手で触れてはならないこのつらさ!...それからペニスをケースに無理やり押し込みました。一ノ瀬や澤村に見られています。ペニスを弄るような仕草は絶対できません。疑われたら、それだけで陰惨な拷問が待っています。ケースをウエストベルトに固定して貞操帯着用の完成です。
―妻から受ける性的折檻―
再びお洋服を着て、この夜はその時までつけていなかったウィッグをつけ、パンプスも履いてみました。その音を響かせ、リビングのドアをノックします。「入っていいかしら」...妻は私を待っているのですから、許可を受けるために言ったのではありません。女言葉を使うことで、僕は自分の立場をあらためて認識するのです。「入りなさい。よく見てあげるわ」という妻の威厳ぶった声。ドアを閉め、ソファに座って脚を高々と組んでいる妻に自分のスカート姿を晒します。
僕 「…恥ずかしいわ…」
妻 「いまさら夫婦で恥ずかしいだなんて。澤村くんの前では、もっともっと恥ずかしい恰好をさせられているんでしょ」
僕は羞恥で全身が熱くなりました。妻が畳みかけます。スカートの前をまくって貞操帯を見せてごらんなさい...ああ...予期していたとおりの言葉でした。僕は俯いて、命じられるがままにスカートをまくり、ペチコートもまくって貞操帯を妻に見せました。フン...アナルプラグもちゃんと入れてあるのね?...はい、裕子さま。命令された通りにしてありますわ。妻は組んでいた脚を下ろして、テーブルの上に置いてあった笞を手にしながら言いました。もっとこっちに来て脚を開きなさいッ!...妻の笞が僕の下腹部や太ももをつつき、貞操帯の上から性器や会陰部をつつきます。ウウウッ...苦痛ではなく屈辱の涙です。ピシリッ!...ピシリッ!...下半身に笞が入れられます。あなたって、ほんとにどうしようもなくみじめな男だわね。不細工で能無しのうえにセックスもダメ。一ノ瀬くんと澤村くん、そう、同じ男性、同性のお友達のセックス奴隷に落とされて服従させられているなんて、私、お友達の誰にも言えやしないわ。ほんとにどうしようもない人ね、純子さん!...ピシリッ!...ピシリッ!...ああ...気持ちいい...ぶって!...もっとぶって!...ウウッ...許して、もうこれで...ウウッ...アアァ...もっと...もっと純子を苛めて。嬲って...辱めて...
―妻から受ける性的虐待―
その夜から、寝る時にはキャミソール+ペチコートという寝間着の下にいつも貞操帯をつけさせられ、両手は今までどおり後ろで縛られることになりました。ちょうど以前に読んだ納谷さんという方のイラストストーリー「シーメール喪服奴隷」に出て来る奴隷・雪絵のように・・・
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澤村から受ける性奴隷調教の今
ここまで忌まわしい澤村との性行為について、あまり言及しておりませんでした。しかし、以前にもまして順調に変態度満点の性奴隷調教を受けています。というのも、先日、空港出張所で人事異動があって、まさかのことに僕が所長に昇進し澤村が所長職から秘書に降格されたのです。社内での地位の下剋上によって、澤村の心に微妙な軋みを生じさせ、その屈折した嫉妬と憎悪を僕の性奴隷調教にぶつけさせようという一ノ瀬の姦計でした。僕は一ノ瀬の命令で業務中はスカートではなく背広を着用することになりました。
下着もレディス厳禁でメンズを指定されました。ピシッとした白ワイにネクタイをきりりと締め、仕立てた背広を着ると所長としての自負心・プライドがフツフツと湧き上がってきます。僕の給料は倍増し、澤村は半減以下となりました。もちろんプライベートでは、僕は澤村の女装性奴隷として調教を受け続けています。
―無残な下剋上のエロチシズム―
その澤村による僕の調教では先日の人事異動が大いに刺激になっております。忌まわしい彼とすれば、高原基之という変態性欲者を支配しながら、その高原基之が澤村誠を人事位階的に支配している。この不自然な状況が忌まわしい彼の精神状態に微妙な影響を及ぼしています。明確に不満は明らかにしないものの、おもしろくないという意識はあるはずです。それが僕への責めとして、サディスティックな傾向が強くなっているのです。これまでの僕の調教はスカート姿から始まったものですが、最近は最初から全裸に剥かれるのです。
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―同性に服従させられる屈辱―
僕は澤村の部屋でこんな格好で彼の布団に寝かされるのです。Tバックのブリーフはまだ脱がされません。寝かされた僕の裸体を澤村は手で愛撫するのです。彼の場合、サディスティックといっても暴力的なものではなく、より精神的ないたぶりを強めています。もともと粘着的な気質ですから、調教におけるねちっこさは言葉にできないほどです。むせび泣くという言葉がありますが、彼の愛撫は序盤でそのレベルに達します。むせび泣きがよがり泣く状態になり、服従と哀願の言葉を何度も言わされるのが中盤。意識も狂わんばかりの状況にまで追い込まれ、襲い来る快楽の波に痴呆のごとく悶え狂うのが終盤。最後までブリーフが脱がされないこともあるし、脱がされて性器を直接責められることもあります。追加として最後の砦として守ろうとしているわずかなプライドも、薄い粘膜をはがしていくかのごとく徹底的に崩壊寸前までいたぶられます。
―同性に服従させられる快楽―
こんな調教が次から次へと繰り返されるのです。僕としては、こんな素晴らしいことはありません。さらに彼の素晴らしさは、僕を徹底的に責めぬいたあとでいったん小休止をおきます。このタイミングが絶妙です。僕にスーツを着せて、仕事モードの気分...所長としての立場...を思い起こさせます。ネクタイもビシッと締めて上着を着ると、プライドが急速に回復し、高原所長という高慢な僕が取り戻されます。そんな僕を彼はまた、徹底的に一から責めぬきます。職場では部下として見下している澤村にひれ伏し支配される悦び。忌まわしい彼なしではいられない自分を自覚します。
―同性から受ける凌辱―
昨日、久しぶりに忌まわしい澤村から性奴隷調教を受けました。数えれば二週間ぶりの調教です。仕事の都合などですれ違いがつづきました。彼もたまっていたようで、濃密でいやらしい折檻を受けました。彼から受ける調教は、第三者からみれば明らかに男同士の性行為なのですが、僕たちは折檻という認識で、理由付けしています。僕は澤村からウシロを犯される同性愛的な行為に抵抗はありません。しかし忌まわしい彼は、男同士の性行為には抵抗があるはずです。彼は決してホモではないはずです。僕を凌辱して調教するのは女装子に対する嗜虐欲のゆえです。それはいわば彼の趣味であって、同性の僕に対する性愛ではありません。本来は好みの女性との性愛を遂げたいはず。でも、女に相手にされないから忌まわしい彼は、手軽に性のはけ口として僕を折檻します。澤村の性欲は男の僕から見てもとても強いのです。そして、あらたに成長しつつある異次元のサディズムとも言うべきどす黒い欲望を満足させることができるから、マゾ女装子の僕を性奴隷に落として欲求を満足させているのです。正直、みじめです。今では部下としてはるかに見下している男から、欲望のはけ口にされて...そんな彼から折檻、調教を受ける屈辱!...でも、みじめだからこそ、被虐快感を得るのです。
―調教で改造される体と心―
前立腺全摘の手術を受ける前、澤村の勃起したペニスで肛門を犯されると、前立腺を押さえつけられて独特の不快感がありました。この不快感が被虐的な悦び...ああ、純子、犯されているんだわ...女のように辱められているんだわという悦びの気持ち...を呼び起こしたものでした。でも、そこに直接的な快感はありませんでした。手術に先立って経直腸的前立腺生検を受けた時も、穿刺による組織採取を12箇所で行った後、担当の若い女医さんが指で穿刺部位(直腸壁)をグッと押さえて言いました。ちょっと苦しいけど、止血のためだから耐えて下さいね。この苦しさはまさに前立腺を押さえつけられる苦しさでした。数分の間でしたが、ああ、ウシロを犯されているんだわ、弄ばれているんだわ、って思って被虐の歓びを押し殺したものでした。澤村に凌辱されている時の不快感と同じでした。ところが前立腺全摘後は、凌辱を受けても、それまでの圧迫感がなくなったのです。心に余裕ができたせいか、僕の肛門があらたな性感帯として澤村によって開発され、凌辱中も肛門の感触が快感に繋がるようになりました。直腸も敏感になって、挿入された澤村の(まれに一ノ瀬の)ペニスを直接感じられるようになったのです。
―サディズム2.0―
澤村に凌辱されている間、手術後の僕の直腸は、彼のペニスを直に感じることができるようになりました。射精に向かってますます膨張して固くなり、そして最後に射精するペニスを感じるのです。きっと性交中の女が膣で感じる感覚と同じです。肛門があらたな性感帯として開発され、直腸までもが新しい感覚を得た状態が半年ほど続いた頃、僕は不思議な経験をしたのです。肛門をペニスで犯され、激しい抽送運動を受ける中で、澤村の興奮と同期して僕自身も興奮していったのです。鞭や熱蝋で太ももを責められる時、そのリズムが僕の身体のリズムと同期すると射精に到ることはすでに≪純子のギャラリー≫で紹介しました。それと同じことがここでも起こったのです。抽送がだんだん激しくなりペニスもいきり立ってくるのを肛門と直腸で感じると、僕は自分の性器も高ぶって行くのを意識し、迫り上げられて行きます。澤村が限界に近づくにつれて自分も追い詰められ、彼が射精に到る瞬間には僕自身もアクメに達してしまうようになりました。今までになかったことだけど、追い詰められる僕は声を絞り出すようにしてアクメの予感に耐え、そして耐えきれずに澤村の射精と同期してアクメに達してしまう時には、淫らなよがり声を洩らしてしまうようになったのです。澤村が僕のこの変化に気づいたとき、彼は僕の調教に成功したこと、そして調教を次の新たな段階へ進める時がきたことを確信したようです。澤村は僕をターゲットとして、彼自身の新しいサディズム2.0を開発する意図をもって僕の凌辱をますます淫虐かつ屈辱的なものに演出しようとしています。明日も午後から彼の折檻を...彼の調教を...受けます。
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僕たち夫婦が一ノ瀬に屈服させられて離婚届を作成した事情はパート16でご説明した通りです。一ノ瀬と裕子の婚姻届も作成されています。どちらもまだ役所には届けられておらず、一ノ瀬の手中にあります。僕たち夫婦の社会的存在は一ノ瀬の胸三寸で決定されるのです。そんなスリリングな状況が4年続いています。妻はその緊張のせいか、性的に高ぶり続けているようです。これまでは夫公認の密会という形で二人の性生活が続いてきたのですが、最近は、一ノ瀬の意向で、夫の目の前でその妻を嬲り辱めるという形を取るようになっています。スカート姿の僕を部屋の隅に立たせたまま性行為に及ぶのです。僕は、自分とのセックスではついに聞くことのなかった妻の喘ぎ声を聞かされる羽目に落とされてしまったのです。夫の目の前で犯されているという意識が妻をますます高ぶらせるのでしょう。その分、アクメの快感も大きいのでしょう。一ノ瀬の老獪な性技でさんざん焦らされた挙句の絶頂...妻は泣きながら一ノ瀬の背中に腕を回して抱きついています。よがり声を抑え忍ばせている妻をよく見ると、一ノ瀬の浅黒い肌に爪を立てて痙攣しているみたい...
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今日もそんな妻の痴態を見せつけられながらも、夫の僕は両手を後ろ手に手錠拘束されて、自慰も射精も禁じられています...今日で10日目の射精禁止期間。それは決して長い方ではありません。一ノ瀬と澤村の気持ち次第で今夜にも許されるかもしれないし、意地悪な気持ちになったら何日も何日も許されないこともあり得るのです。性奴隷にできることはただ耐えることだけ...ああ...はやく射精したい...アクメの快感に耽りたい...妻と一ノ瀬のセックスを目の当たりにさせられて、僕の脳髄は嫉妬と性欲で燃え上がっています。でも、スカートの下の僕の性器は縮こまったまま...ペニクリだけが下腹部の肉の中で頭を出しているはずです。ああ...ご主人さまが揶揄されたような「イキたくてもイケない体」ではないけれど、僕はたしかに「勃起したくてもできない体」に落とされてしまったのです。そんな僕は、ほんとに女みたい...僕の毎日は、ご主人さまのお言葉どおり「女としての辛い性奴隷生活」...
新しく始まった一ノ瀬の僕への攻撃...妻を巻き込んで夫の僕の嫉妬を煽りプライドを踏みにじる無慈悲な攻撃。澤村が僕の体の変化に気づいて開発した新しいバージョンのサディズム。二人の同性に支配される僕の「女としての辛い性奴隷生活」は、二人に支配される夫婦奴隷の生活と重なり合って明日も続くのです...きっと来週も、来月も、来年も・・・
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